
佐野正弘が斬る!ニュースなアプリの裏側
目次
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フィットネスサービスのApple Fitness+、アップルはなぜ日本で提供しないのか
米Apple(アップル)は米国時間の2021年9月14日に「iPhone 13」シリーズなどの新製品発表イベントを開催。フィットネスサービスの「Apple Fitness+」も新たに15カ国で追加提供となり、21カ国で利用可能になるなど強化が図られた。その一方で、日本は今回も対象とならなかった。
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日産とドコモが自動運転のAI配車実験、実用化に向けた課題とは
NTTドコモと日産自動車は2021年9月21日から、神奈川県横浜市のみなとみらい地区などで、オンデマンド交通システム「AI運行バス」自動運転車両を用いたオンデマンド配車サービスの実証実験を実施するという。その実証実験に先だって、実際に自動運転車両による配車を体験できたが、実用化に向けて気になるのは…
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App Store外の課金手段を容認、態度を軟化させたアップルの真の狙い
米Apple(アップル)は2021年8月から9月にかけ、App Storeに関する新たな取り組みを発表した。中でも注目されているのは、App Store以外の決済手段に関する情報提供や、課金が利用できるWebサイトへのリンクの設置を一部認めたことだ。課金に柔軟な姿勢を見せ始めたアップルの狙いはどこ…
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200倍の金利優遇と「au PAY」からの自動払い出し、auじぶん銀行の狙いは何か
KDDIとその傘下のauフィナンシャルホールディングスは2021年8月26日、「au PAY」の残高から「auじぶん銀行」へ、手数料無料で自動払い出しする機能を追加すると発表した。決済のためにチャージした残額を銀行に戻すというのは不思議な印象を受ける。だが同時に打ち出したauじぶん銀行の金利優遇策…
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業界最安水準ながらも決済手数料を課すPayPay、中小加盟店は付いてくるか
ソフトバンク傘下でスマートフォン決済の「PayPay」を提供するPayPay社は2021年8月19日、中小の加盟店向け手数料を発表。有料マーケティングサービス「PayPayマイストア ライトプラン」加入者には手数料を優遇し、取引金額の1.60%と安価な水準に抑える施策を打ち出した。だが、3年間決済…
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メタバースにグリーやフェイスブックが本格参入、今の盛り上がりは本物か
グリーは2021年8月6日、子会社のREALITY社を通じてメタバース事業に参入すると発表した。一時は関心が大きく落ちていたメタバースだが、米Facebook(フェイスブック)がメタバースへの注力を打ち出すなど、ここ最近再び関心が高まりつつあるのはなぜだろうか。
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コロナ禍で苦しむ小規模事業者のeコマース支援、「メルカリShops」に勝算はあるか
メルカリ社は2021年7月28日、グループ会社のソウゾウを通じて、スマートフォンから簡単にネットショップを開設できる「メルカリShops」の試験提供を開始したとを発表。フリマアプリで培った基盤を活用してeコマースの支援事業に乗り出す姿勢を見せた。競争が急速に激化しているこの分野でどこまで存在感を発…
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手話をリアルタイムでチャット変換、ソフトバンク「SureTalk」の実力を探る
ソフトバンクが電気通信大学らと共同で開発を進めている、聴覚障害者と健常者が手話と音声を通じ円滑にコミュニケーションするシステム「SureTalk(シュアトーク)」。その本格展開に向けてiOS版アプリを2021年7月に公開したが、内容は手話データの登録にとどまっており、会話に利用することはできない。…
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グーグルが決済ベンチャーのpringを買収、加速する金融デジタル化の行方
スマートフォンアプリで決済や送金が手軽に利用できるサービス「pring(プリン)」を運営するpring社は2021年7月13日、米Google(グーグル)による買収を発表。グーグルの狙いはpringが得意とする「送金」にあるといえそうだが、外資系のIT大手の動きが国内の事業者にも影響を与え、金融デ…
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「OPENREC.tv」と提携するKDDI、eスポーツのライブ配信に関わる狙いとは
KDDIは2021年7月6日、動画配信プラットフォーム「OPENREC.tv」を運営するCyberZと業務提携すると発表した。ゲーム実況やeスポーツなど、ゲーム関連の映像配信に強みを持つCyberZとの提携は、KDDIにどのようなメリットをもたらすのだろうか。
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5Gはアートを変えるか、「東京ビエンナーレ」に見る新しい表現への期待
5G(第5世代移動通信システム)の登場以降、その性能をアートに生かす取り組みが拡大しつつあるようだ。「東京ビエンナーレ 2020/2021」の内容から、通信性能の向上がアートの世界にどのような影響をもたらしているのか探ってみよう。
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ドコモと小田急が新宿で「XR」大規模イベント、可能性と課題を探る
NTTドコモと小田急電鉄は、XR技術を活用した新たな街づくりイベント「XRシティ SHINJUKU」の第2期プロジェクトを2021年6月21日に開始した。東京・新宿を舞台にXRを活用した様々な取り組みを実施している同イベントから、一般向け「XR」の可能性と課題について探ってみたい。
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外資系参入でフードデリバリーの競争激化、再編の鍵握る携帯大手の動きを読む
コロナ禍で盛り上がるフードデリバリー市場に海外企業の参入が相次いでいる。日本のフードデリバリー普及率が低く、市場開拓の余地が大きいことがコロナ禍で明らかになったことがその背景にあるが、参入企業の多さに過当競争の懸念も出てきている。どれだけの企業が生き残れるのだろうか。
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「決済手数料無料」終了に揺れるQRコード決済、中小店舗の利用継続に何が必要か
QRコードを活用したスマートフォン決済は、これまで急拡大を続けてきた。だが期間限定で店舗の決済手数料を無料化してきた事業者各社の施策が2021年後半に終了することで、正念場を迎えようとしている。
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KDDIはなぜフードデリバリー分野の提携相手に「menu」を選んだのか
KDDIは2021年6月1日、フードデリバリー・テークアウトアプリ「menu」を提供するベンチャー企業のmenuとの資本業務提携を開始した(同2日に発表)。フードデリバリーアプリは、コロナ禍で需要が急速に高まっており参入企業も増えているが、KDDIがmenuに出資してまで提携するに至った理由はどこ…
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eスポーツ・VR・ライブ配信、なぜドコモの新サービスで5G活用が限定的なのか
NTTドコモは2021年5月19日に新サービス・新商品発表会を実施。eスポーツ、VR、そしてライブ配信と、5Gを意識した3つの新たなサービスを打ち出した。だが、実際に5Gが使われる部分はかなり限定的だ。商用サービス開始から1年が経過してもなお、5Gを本格的に活用したコンテンツやサービスがなかなか現…
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グーグルのWear OSがTizenと統合、Apple Watchの牙城を崩せるか
米Google(グーグル)は米国時間の2021年5月18日に、開発者向けイベント「Google I/O」を2年ぶりに開催。同社のスマートウオッチ向けOS「Wear OS by Google」と、韓国Samsung Electronics(サムスン電子)が自社製スマートウオッチに搭載しているOS「T…
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「AirTag」でスマートタグに地殻変動、スマホ大手が相次いで進出する理由
貴重品などに付けて紛失防止に役立てるスマートタグ。米Apple(アップル)が「AirTag」を投入したことで大きな注目を集めている。海外では韓国Samsung Electronics(サムスン電子)などスマートフォン大手の参入が進みつつあるが、その背景と既存のスマートタグ事業者の生き残り策を考えて…
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ようやく黎明期を脱したVR、スマートフォンが主役になれなかった理由
一時は関心が落ちていた仮想現実(VR)だが、専用ハードとコンテンツが充実してきたことにより、ここにきてコンシューマー向けの利用が拡大しつつあるようだ。一方で、スマートフォンを使ったVRでは撤退の動きが相次いでおり、温度差があるようにも感じられる。その理由は一体どこにあるのだろうか。
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セブンイレブンが自律走行ロボで商品配送、実用化の課題を探る
セブン‐イレブン・ジャパンとアスラテック、ソフトバンクは2021年4月20日、LTEの通信機能を備えた自律走行型配送ロボット「RICE(ライス)」によるセブン‐イレブンの商品配送の実証実験を4月21日から本格的に開始すると発表した。建物内でのロボットによる自動配送の検証を目的とした取り組みだが、そ…