
佐野正弘が斬る!ニュースなアプリの裏側
目次
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「俺の嫁」召喚装置のGateboxが販売開始、趣味からビジネスに昇華できるか
キャラクターを召喚し“嫁”として一緒に暮らすことを目指して作られた「Gatebox」が、1年の延期を経て2019年10月11日より販売されることとなった。様々なキャラクターやVR関連の企業と提携し、Gateboxをプラットフォームとして展開する戦略が打ち出されたが、果たして成功できるだろうか。
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メルカリがシニア向けに「使い方教室」をドコモと共同展開、その裏事情
NTTドコモとメルカリ社は2019年10月2日、全国のドコモショップ34店舗のスマホ教室内で、フリマアプリ「メルカリ」の使い方を学べる教室を開催すると発表した。携帯電話事業者のショップで他社サービスの利用促進に向けた取り組みは珍しい。そうした取り組みを進める背景には、シニアを無視できなくなりつつあ…
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消費増税とポイント還元で活気づくQR決済、「呉越同舟」の提携が始まった理由
2019年10月から消費税が増税されたのに伴い、スマートフォンによるキャッシュレス決済への関心が高まっており、各社ともに新しい取り組みを打ち出している。だが最近の取り組みを見ると、自社単独で顧客を囲い込むキャンペーンだけでなく、他社と組んでサービスの拡大や改善を進める取り組みも目立つようになってき…
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5Gを使わない「5G体験」、NTTドコモのプレサービスに見る理想と厳しい現実
NTTドコモは予告していた通り、2019年9月20日に開幕したラグビーワールドカップ2019日本大会(以下、ラグビーW杯)に合わせる形で、「5G(第5世代移動通信システム)」のプレサービスを開始した。その前後に実施された同社の取り組みから5Gに対する力の入れ具合を見て取ることができる。だが、5G時…
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ゲームに成長を託す高性能スマホ、ゲーミングPC並みに盛り上がるか
ここ最近、ゲームに力を注ぐスマートフォンが増えている。市場停滞傾向の中にあって、「ゲーミング(ゲームをプレーすること)」関連の市場が伸びていることがその背景にあると考えられる。一方でスマートフォンならではの特性が、ゲーミングPC並みの盛り上がりを阻む要因にもなっている。
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欧米で大人気の「eスクーター」シェアリング、日本でも広まるか
「Lime」に代表される、スマートフォンを活用した電動キックスケーター(eスクーター)のシェアリングサービスが欧米を中心に急拡大している。日本でもいくつかの事業者が参入を表明しているが、道路交通法では原動機付自転車の扱いとなるなど、普及には大きな壁が立ちはだかる。こうしたサービスを日本で広めるには…
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5GとVRで「遠隔トリアージ」、災害医療の現場でどこまで使えるか
KDDIは2019年8月29日、防衛医科大学校らと共同で、5G(第5世代移動通信システム)とVR(仮想現実)を活用した災害医療対応支援などの実証実験を実施した。360度カメラとVRの会議システムを活用し、災害医療やその教育に役立てるという取り組みだが、5GやVRの特性を考慮すると運用面に課題がある…
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会話を文字にリアルタイム変換、進化するAndroidの聴覚障害者サポート機能
米グーグル(Google)は現在、「音声文字変換」や「音声増幅」など聴覚障害者をサポートするための機能追加に力を入れているという。スマートフォンの障害者サポート機能はどこまで進化しているのだろうか。Androidのアクセシビリティー担当者の説明から追っていこう。
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「ポケモンGOが趣味」は恥ずかしい?スポーツ庁の認定でイメージは変わるか
米ナイアンティック(Niantic)が提供するスマートフォン向けゲームアプリ「ポケモンGO(Pokémon GO)」がスポーツ庁の「Sport in Life」の認定第1号となった。スマートフォンの位置情報を活用し、外に出て移動するほど楽しみが増す仕組みが評価されて認定されるに至ったようだ。この認…
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メルカリが鹿島アントラーズを傘下に、IT大手がスポーツチームを買う狙い
フリマアプリ大手のメルカリはJリーグの強豪サッカーチームの1つ、「鹿島アントラーズ」の運営会社の経営権を取得したと発表した。メルカリに限らず、IT関連企業がプロスポーツチームを買収したり、大株主になったりする動きは最近急速に増えているように見えるが、そこには一体どのような理由があるのだろうか。
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App StoreとGoogle Playで手数料回避の動きが加速している理由
「フォートナイト(Fortnite)」「Spotify」などスマートフォンで人気のアプリで、App StoreやGoogle PlayなどOS標準のプラットフォームを経由せずに課金する動きが加速している。アプリ内課金での売り上げにかかる手数料の高さに対する不満が背景にあるが、なぜ最近になって課金を…
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「TikTok」は若者向けのイメージから脱却できるか?
2018年に10〜20代の若年層から高い人気を獲得した中国発のショートムービー共有アプリ「TikTok(ティックトック)」。だがここ最近の動向を見ると、音楽に合わせたダンスや口パク動画という従来のTikTokのイメージから離れた内容をアピールする機会が増えており、若者向けというイメージを大きく変え…
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携帯大手が「IoT」武器に法人ビジネス強化を急ぐ理由
携帯電話大手の法人ビジネスを強化する動きが拡大している。その切り札となっているのが「IoT」だ。5G時代を見据えIoTによるビジネス拡大を推し進める携帯電話事業者だが、コンシューマー向けとは異なる新たなハードルをどう乗り越えて成長に結び付けようとしているのだろうか。
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「ハリーポッター:魔法同盟」配信開始、ポケモンGO並みブームは起こる?
ワーナー ブラザース ジャパンと米ナイアンティック(Niantic)は2019年7月2日、ハリー・ポッターシリーズの世界観を取り入れた新しい位置情報ゲーム「ハリーポッター:魔法同盟」の日本での配信を開始した。好調にダウンロード数を伸ばし注目を浴びている同ゲームだが、同じナイアンティックが配信してい…
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QR決済の次はスコアリング、新サービス「LINE Score」の可能性と課題
LINE社の事業戦略発表会「LINE CONFERENCE 2019」では、長時間を割いて多岐にわたるサービスを発表。その中でも最も注目を集めたのはスコアリングサービスの「LINE Score」だ。だが、スコアリングに力を入れているのはLINE社だけではない。なぜIT大手が次々とスコアリングサービ…
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グーグルがついに撤退表明、タブレットに未来はあるのか
米グーグル(Google)は2018年発売の「Pixel Slate」を最後に、タブレット端末の開発を終了する。タブレットは著しい低価格化によって開発するメーカーが減っており、米アップル(Apple)も「iPad Pro」でビジネス路線への転換を図るなど、生き残りに向けた模索が続いている。タブレッ…
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過熱が続く2019年上半期のスマートフォン決済を振り返る
QRコード決済を主体としたスマートフォン決済は、2019年上半期も大きな動きが相次いで起きており、競争は過熱の一途をたどっている状況だ。この半年間におけるスマートフォン決済の動向を振り返るとともに、競争の過熱が何をもたらしているのかを追った。
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「Google Nest Hub」に見るスマートディスプレーの魅力と課題
2018年後半から2019年にかけて、音声アシスタントを搭載し、スマートスピーカーのように話しかけて操作する「スマートディスプレー」が各社から次々と登場している。スマートスピーカーが盛り上がりに欠ける状況の中、新たなホームデバイスとして広まる可能性はあるのだろうか。2019年6月5日に発表された米…
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5Gスマホをハブに、ドコモの「マイネットワーク構想」が越えるべきハードル
NTTドコモが5G(第5世代移動通信システム)の商用サービス開始に向け、新たな取り組みとして打ち出した「マイネットワーク構想」。5G対応スマートフォンをハブに様々な周辺機器を活用し、新しいテクノロジーによる体験を提供するのがその狙いだが、ユーザーに受け入れられるには課題も少なからずあるように見える…
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「ピッコマ」に見る、韓国系企業が漫画アプリに強い理由
近年急成長を遂げているスマートフォンの漫画アプリ。その中で大きな存在感を発揮しているのが韓国系の企業だ。なぜ韓国系企業が漫画アプリで強みを発揮しているのか。人気の漫画アプリの1つ、「ピッコマ」を運営するカカオジャパンのイベントから、その理由を探ってみた。