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 テレビCMの「割れない刑事(デカ)」を覚えているだろうか。小栗旬と山田孝之が共演したスマートフォン「arrows」(富士通コネクテッドテクノロジーズ製)の、とても楽しいCMだ。

 だがこのCMは、楽しいだけではなくちょっと琴線にも触れる。スマートフォンの液晶割れで悲しい思いをした方は少なくないはずだからだ。電車に乗ったときにチェックしてみると、2~3割のスマホは画面が割れているのではないかと思うほどである。見た目に美しくないし、指をけがしそうなので早く修理してはどうかと、老婆心ながら思ってしまう。

 一方で、そもそもスマホを落として液晶が割れるというのは、製品としてとても情けないとも感じている。スマホは原則として手に持って使う上に、滑りやすい表面仕上げと形状だから落とさず使えというのは無理がある。落としてしまう可能性の高い製品が、それで使えなくなると言うのはナンセンスのひと言だ。僕の場合、スマホは撮影などで使うことが多いため、傷や画面のヒビは致命的である。そのため、致し方なくケースに入れて使っている。

 そこで、割れにくいarrowsだ。このスマホは、ケースに入れなくても割れない工夫がいくつも施されている。

 ここで気になるのは、本当に割れないのかということである。そこで今回、新モデルの「arrows Be」をコンクリートに落として割れないかを検証してみた。富士通コネクテッドテクノロジーズと、製造を担当しているジャパン・イーエム・ソリューションズに協力を依頼して、兵庫県にある工場で落下テストを実施した。

arrows Beは、落としても割れにくいスマホだ
arrows Beは、落としても割れにくいスマホだ
(撮影:アバンギャルド、以下同じ)
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割れないためのいくつかの工夫

 CMは「割れない刑事」だが、製品を正確に言い表すと「割れにくいスマホ」である。富士通コネクテッドテクノロジーズ 事業本部プロダクト事業部事業部長の井上欣也氏によると、「一般的なスマホに比べて、明らかに割れづらいことを目指している」とのことだ。

 そのための工夫がいくつかある。まず、強いと言われている「コーニングゴリラガラス5」を採用。実は、いくらガラスが強くても本体をスリムにするために薄くすれば、割れやすくなる。そこでarrows Beでは、従来0.5~0.55ミリだったガラス厚を0.7ミリにしたという。

 また、画面がコンクリートなどに直接当たるのを防ぐため、液晶の上下にフチを立てている。フチがあると見た目に美しくないので、フチがぐるりと囲む旧モデルから変更し、上下のフチを立てることで見栄えを良くしているのだ。

 それから、内部にステンレスのフレームを採用することで、ねじれ剛性を高めている。この点は後述する。さらに、落下時の衝撃ガラスに及ばないようにするために角(カド)にアールを持たせるなど、本体形状を工夫している。

上下部分の液晶のフチが高くなっている
上下部分の液晶のフチが高くなっている
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