今回は、台湾エイスース(華碩電腦)の新型ノートPC「VivoBook S13」をレビューする。この機種には2種類のモデルがあり、CPUがCore i3のモデルは7万9500円、Core i5のモデルは9万9500円となっている(いずれも直販の場合、税別)。
モバイルノートとしてはかなり安価だが、その割には出来がよいので高く評価したい。ただし、それなりに我慢すべき点もあるので、そこを踏まえて詳しくレビューしていく。
この機種で特徴的なのはデザインで、今はやりの狭額縁スタイルを採用している。しかも、ディスプレー下部の縁も狭いので、全体が非常にコンパクトにできている。見た目からして、ディスプレーがかなり大きく感じるだろう。
僕が普段使っているパナソニックの「レッツノートSZ」と比べてみたが、やはりVivoBook S13の方がコンパクトだった。しかもVivoBook S13は、13.3インチ液晶なのだ。レッツノートSZは12.1インチなので、狭額縁モデルの省スペース性の高さがよく分かる。
ディスプレーの縁はかなり細く、見た目にもスタイリッシュだ。ただ、重大な欠点がある。Webカメラの内蔵を諦めているのだ。日本ではビデオチャットをする人がさほどいないので、Webカメラが無くても大きな影響はない。
僕は、Webカメラを搭載しないモデルがあってもいいと思う。僕自身もほぼ使わないのだ。ただ、知らずに買ってしまうと痛い目に遭うので、注意してほしい。どうしてもWebカメラを使いたいなら、外付けの製品を装着することになる。