富士通クライアントコンピューティングの「LIFEBOOK UH」シリーズは、常に世界最軽量を目指している。新モデルの「UH-X/C3」は、なんと698グラムという軽さだ。

 遡ること8年ほど前、初代iPadが登場したとき、「これで、重いパソコンを持ち歩く機会が減る」と感激したことを覚えている。その初代iPadは680グラムだった。ほぼ同じ重量のUH-X/C3は、クラムシェルパソコンとしては信じられないほど軽量なのだ。

 もう30年近くパソコンをレビューしているが、その中でも手にしたときの「軽さ感」はダントツだ。パソコンに詳しくない数人に持ってもらったが、誰もが声を上げて驚いていた。そんな素晴らしい超軽量モデルを、詳しくレビューしていこう。

超軽量のUH-X/C3が新登場
超軽量のUH-X/C3が新登場
(撮影:アバンギャルド、以下同じ)
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クラムシェルへ回帰、質感も文句なし

 UH-X/C3は、一般的なクラムシェルタイプの13.3型ノートだ。2in1も便利であることは間違いないが、一時ほどの勢いは感じられない。2in1の代表格ともいえるSurfaceを使っている人を街中で見ても、みなクラムシェルとして利用している。キーボードを取り外してタッチ操作をしている人は、まず見ない。

 シンプルなクラムシェルなら、ヒンジなどの構造がきれいに収まる。さらに、液晶もタッチパネルが不要な分、軽量化できる。

 これだけ軽いと安っぽくないか心配になるかもしれない。ところが、この機種のボディーは主にマグネシウムリチウム合金を使っている。金属製なのだ。手にした際のひんやりとした質感は、樹脂やカーボンのモデルとは一線を画しており、この軽さにしては十分にしっかりしている。強めに持つとたわみを感じるものの、ペコペコした感じはしない。

 外装は、細かな模様がある「シボ模様」仕上げになっている。高級デジタル一眼レフカメラのボディーと同様の、少しざらついた仕上げだ。これによって光の反射が抑えられて、より黒々と感じる。艶消しの黒なので若干手の脂が付きやすいが、許容範囲だろう。見た目はとても高級感があるし、手が滑らないので安心して持ち歩ける。

 CPUはCore i7-8565U、メモリーは8Gバイト。ストレージは512GバイトのSSDを搭載している。このように作りは良いが価格もそれなりに高い。実勢価格は税別で約25万円というところだ。

天板はつや消し黒で高級感がある。質感も上々だ
天板はつや消し黒で高級感がある。質感も上々だ
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よく見ると、高級デジタル一眼レフカメラのボディーのようにシボ仕上げになっている
よく見ると、高級デジタル一眼レフカメラのボディーのようにシボ仕上げになっている
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パームレストも外装と同様の仕上げだ
パームレストも外装と同様の仕上げだ
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