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 狭額縁のPCが当たり前になりつつある。特にモバイルノートPCはその傾向が強く、狭額縁ではないモデルを探すのが難しいほどだ。

 今回レビューするのは中国レノボ(Lenovo)のノートPC「Yoga S940」だ。レノボによると、Yoga S940は「スタイリッシュ」がコンセプトで、細部までこだわったデザインと高性能(パワフルさ)が強みだという。ターゲットとしてクリエーター層を挙げている。価格は25万2780円(直販価格、税込み)とレノボのモバイルノートPCの中ではかなり高い。

 最大の特徴はディスプレーの角に丸みを持たせていること。「Galaxy S10」などのスマホでおなじみの、アールを描く角を採用しているのだ。このデザインによって、額縁がさらに細く感じられる。さらに、圧倒的にスタイリッシュで無駄がない。素晴らしいデザインだと思う。ところがこのモデル、いくつか非常に残念な妥協点がある。これら良い点、悪い点を含めYoga S940をレビューしていこう。

新登場のYoga S940は、超狭額縁のモデルだ
新登場のYoga S940は、超狭額縁のモデルだ
(撮影:アバンギャルド、以下同じ)
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コンパクトさが素晴らしい

 Yoga S940は高級なモバイルノートPCで性能も素晴らしい。ディスプレーは4Kで、CPUは最新のCore i7-1065G7を採用。メモリーは16Gバイトでストレージは1TバイトのSSDと、まさにハイエンドというスペックになっている。

 この本体デザインには感心させられる。ほとんどディスプレーサイズに近いと思わせるほどコンパクトで、かつ細長い。本体は16対9に近い縦横比なのだ。同じ14インチディスプレーを搭載している「ThinkPad X1 Carbon」と比較すると、いかにコンパクトであるかが分かる。ThinkPad X1 Carbon(2018年モデル)も狭額縁なので、それをさらに突き詰めたわけだ。

左がYoga S940で、右はThinkPad X1 Carbon(2018年モデル)
左がYoga S940で、右はThinkPad X1 Carbon(2018年モデル)
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高級モデルらしく、箱は大理石っぽい柄だ
高級モデルらしく、箱は大理石っぽい柄だ
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ThinkPad X1 Carbon(下)と重ねて比べると、細長い形であるのがよく分かる
ThinkPad X1 Carbon(下)と重ねて比べると、細長い形であるのがよく分かる
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