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 今回は日本HPが、日本向けに開発したというビジネス向けのモバイルノートPC「HP Elite Dragonfly(以下、Dragonfly)」をレビューする。日本HPの場合、個人がビジネス向けPCを購入するのは容易なので、他社の法人モデルとは少々事情が異なる。

 僕はこれまで、HPのノートPCに関しては個人向けのプレミアムモデルをレビューする機会が多かった。総じてコストパフォーマンスが高く、独特で質感の高いデザインを採用しているという長所がある。一方で、同じ画面サイズの国内メーカー製ノートPCと比べると重く、キー配列がどう見ても日本向けではないという短所もある。最近別の連載で紹介した「HP Spectre x360 13」が典型的だ。

 ところがDragonflyは日本向けをうたうだけのことはあり、HPの他のノートPCと一線を画する存在となっている。長所と短所が異なるのだ。

日本HPの「HP Elite Dragonfly」
日本HPの「HP Elite Dragonfly」
(撮影:アバンギャルド、以下同じ)
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コンパクトで1キロを切る

 Dragonflyは軽量の回転式2in1 PCである。ディスプレーはモバイルノートのど真ん中と言えるサイズの13.3インチ。最近はやりの狭額縁となっており、かなりコンパクトだ。ただ「世界最小の13インチ」をうたっているHP Spectre x360 13と比べれば、やや縁が広い。

Dragonflyは回転式の2in1 PCだ
Dragonflyは回転式の2in1 PCだ
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 最厚部で16.1ミリとかなりスリムで、かばんへの収まりは最高にいい。重量は、今回借りた2セルバッテリーのモデルが999グラム。4セルバッテリーのモデルもあり、こちらは1.13キロとなっている。国内メーカーのモバイルノートPCよりも100~200グラムほど重いが、それでも十分軽いと言える。持ち歩いても負担にならない。

 重量が国内メーカーのモバイルノートPCにかなわないのは、Dragonflyが2in1であるという点も多少影響しているのだろう。2in1はヒンジ回りが重くなり、天板にも強度が求められる。逆に言うと、2in1でこの軽さは素晴らしいと思う。

重量はキッチンスケールの計測で995グラムだった
重量はキッチンスケールの計測で995グラムだった
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