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 シャープは携帯電話事業者の春・夏モデル向けに、毎年Androidスマホの上位モデル「AQUOS R」シリーズを出している。2020年は5Gに対応した「AQUOS R5G」をリリースした。3月末からNTTドコモとKDDI、ソフトバンクが販売している。今回はソフトバンク版をレビューする。価格はソフトバンクのオンラインショップで12万9600円(税込み)となっている。

シャープの「AQUOS R5G」
シャープの「AQUOS R5G」
(撮影:アバンギャルド、以下同じ)
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一般的なボディーだがAQUOSらしさも

 AQUOS R5Gのディスプレーは6.5インチ、本体サイズと重量は162×75×8.9ミリ、189グラムとなっている。同じ6.5インチ画面の「iPhone 11 Pro Max」が158×77.8×8.1ミリ、226グラムであることを考えるとコンパクトとは言えず、手の小さな人は持ちづらいだろう。片手でキー入力をする人も大きすぎると感じるはずだ。重量に関しては、画面が大きい割に軽いと感じるかもしれない。

 外観に関して、いまだに指紋センサーを兼用するホームボタンを採用している点が興味深い。最近はディスプレー内蔵の指紋センサーが増えているので、ホームボタンを使い慣れている人にとってはうれしいだろう。一方、ボタンを配置するだけの縁が残っているので、デザインの先進性に関してはマイナスだ。ちなみにAQUOS R5Gは顔認証にも対応している。

デザインはシンプルでくせがない
デザインはシンプルでくせがない
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正面下部分にホームボタンを内蔵。指紋センサーも搭載する
正面下部分にホームボタンを内蔵。指紋センサーも搭載する
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 さらにイヤホン端子も搭載している。以前と同じ利便性を重視しているのだろう。本体の側面は微妙にくぼんでおり、机の上に置いても持ち上げやすく工夫されたスタイルとなっている。

本体側面は微妙にくぼんでいる。またイヤホン端子を搭載している
本体側面は微妙にくぼんでいる。またイヤホン端子を搭載している
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