僕は韓国LG電子(LG Electronics)のスマホ「LG G8X ThinQ」に大いに魅力を感じていた。脱着可能なディスプレーを本体に装着することで2画面を実現しており、Snapdragon 855という高性能のCPUを搭載していた。これで5万5440円(ソフトバンクの一括価格、税込み)なのだから、コストパフォーマンスは相当高かった。
そのLG G8X ThinQの後継とも言える「LG V60 ThinQ 5G」が、2020年5月に発売された。今回はNTTドコモとソフトバンクが販売している。機能、性能、価格はどのように変わったのだろうか。今回はNTTドコモ版「LG V60 ThinQ 5G L-51A」をレビューする。
驚くほど大きいと感じる
LG V60 ThinQ 5Gの実物を手にして、その大きさに驚いた。ディスプレーが6.8インチという点は事前に把握していたので「大きいだろう」と予想していたが、想像を超えていた。本体サイズがそれなりに大きいうえに、2画面目を搭載した「LGデュアルスクリーン」を装着するのでより大きく感じるのだ。
- 本体サイズ
170×78×9.2ミリ - 「LGデュアルスクリーン」装着時のサイズ
177×87×15ミリ
僕が普段使用している米アップル(Apple)のiPhone 11 Pro Maxは、「大きすぎる」と敬遠する人がいる。だがLG V60 ThinQ 5GはiPhone 11 Pro Maxよりさらに大きい。