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 日本HPは、2019年に国内のパソコンシェア1位(IDC Japan調べ)を獲得して“乗っている”メーカーだ。僕はコストパフォーマンスの高さが魅力だと思っている。性能が高くて安く、本体の質感も高いモデルを次々と投入している印象だ。

 今回は、2020年6月に発売された「HP ENVY x360 13」をレビューする。13.3インチで、ディスプレーが回転するタイプの2in1として使えるモバイルノートPCである。CPUに米AMDのRyzenを採用しているのが最大の特徴だ。

 僕が借りたのは「Ryzen 7 4700U」を搭載する最上位モデルで、直販価格は税別12万9800円だ。Ryzen 5 4500Uを搭載するモデルは同10万4800円、Ryzen 3 4300Uを搭載するモデルは同9万4800円となっている。

日本HPの「HP ENVY x360 13」
日本HPの「HP ENVY x360 13」
(撮影:アバンギャルド、以下同じ)
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安価だがアルミを採用した高級ボディーが魅力
安価だがアルミを採用した高級ボディーが魅力
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コンパクトなつくりの2in1

 HP ENVY x360 13は狭額縁なので、製品を手にするとかなりコンパクトに感じる。最近のモバイルノートPCは多くが狭額縁になっているのでインパクトは薄れてきているが、それでも最安で10万円ちょっとで買える価格でこの狭額縁はすごい。またちょうつがいがコンパクトに設計されており、ぱっと見だとディスプレーが回転するとは思えないほどすっきりとまとまっている。

 手書き入力に対応しているが、ペン(アクティブペン)は別売のオプションだ。今回は手元にあったワコムのスタイラス(Bamboo Ink Plus)で手書きを試してみたところ、問題なく使えた。

ディスプレーは回転してタブレットスタイルで利用できる
ディスプレーは回転してタブレットスタイルで利用できる
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ペン(アクティブペン)による手書きに対応している
ペン(アクティブペン)による手書きに対応している
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