米Apple(アップル)が2020年8月、「27インチiMac」をメジャーアップデートした。今回は、この新しい27インチiMacを紹介しよう。
外観はiMacらしいスタイルを貫いている。本体はアルミ製で高級感がある。素晴らしいのひと言だ。Macはノート、デスクトップ共にデザイン面での変化が少ない。これはアイデンティティーと捉えるべきだろう。新モデルのデザインにそそられることはあまりないが、古びた印象を受けずに長期間使える。
価格は19万4800円(税別、第10世代Intel Core i5プロセッサを搭載するモデル)からとなっている。
とても優れた内蔵ディスプレー
新しい27インチiMacの内蔵ディスプレーは、僕がこれまで見たデスクトップパソコンの内蔵ディスプレーの中で最も優れている。そもそも27インチで解像度5K(5120×2880ドット)という時点で、ライバルはほとんどいない。市販の外付けモニターなら選択肢は多いが、一体型のモデルだとWindowsにもライバルがほぼ見当たらないのだ。
ディスプレーの輝度は500ニトと十分で、とても美しい。僕は普段、外付けの28インチ4Kモニターを利用しているが、画質は明らかに新しい27インチiMacの内蔵ディスプレーのほうが良い。
特に写真を見たときの美しさに驚いた。5Kの解像度は、4K動画を最適な解像度で表示しながら、編集するためのメニューを表示できる。利便性が高いとも言えるだろう。