30年ほど物書きの仕事を続けている僕にとって、タイピングはさほど苦にならない。毎日膨大な回数キーボードをたたくのが半ば日常と化している。
ところが最近、PCを使った音声入力をテストしてみて「これもかなり楽だ」と感じるようになった。特に、ビジネスリポートを書いたり自分が考えたアイデアをまとめたりする場合に役立っている。こうした用途ならお薦めできると思うし、テキスト入力が苦手な人やタイピングが遅いと思っている人であれば日常的な書類作成にも役立つだろう。
そこで今回は、音声入力をお薦めする理由を述べたい。
音声入力をお薦めする3つの理由
僕が音声入力をお薦めする理由は3つある。
理由1 テレワークに向く
音声入力はテレワーク、特に在宅勤務において使いやすい。
オフィスでは音声入力がしづらい。近くにいる人は、しゃべるのがうるさいと感じるかもしれないからだ。ヘッドセットを利用すればある程度は解消できるが、それでも作業しやすいとは言えない。
だが自宅での作業ならば、周囲への影響はオフィスほどは気にならないはずだ。
理由2 環境が整ってきた
音声入力をする際は、ヘッドセットやイヤホンマイクを使ったほうがよい。できるだけ雑音を拾わず、正確にしゃべった内容を入力できるからだ。
Web会議をする機会増えた昨今、これらを購入して持っている人も増えているはずだ。それは音声入力をする環境が整ってきたということでもある。
理由3 アプリが高機能化
音声入力アプリは、AI(人工知能)の活用などで高機能になってきており、使いやすくなっている。また日本語対応も進んでいる。
例えば、Wordの「ディクテーション」機能に、対応言語として日本語が追加されている。日本語はプレビュー版だが、それでも結構使える。