NECパーソナルコンピュータは2021年1月、2021年春モデルのPCを発表した。その中から今回は、在宅勤務に向く14インチモデル「LAVIE N14」をレビューする。
LAVIE N14は、直販のほか店頭でも販売される。そのため在宅勤務向きと言ったがプライベート用として購入する人も多くなるだろう。この点を踏まえているからか、コンシューマー向けモデルでは普通だが、法人向けモデルではあまり見られない部分がある。その最たるものは、ディスプレーが光沢タイプになっていることだ。
店頭向けモデル2つと直販するカスタマイズモデル4つが用意されている。今回は店頭向けの下位モデル(型番はPC-N1435BAシリーズ)を紹介する。このモデルは米AMDのCPU「Ryzen 3 3250U」と8GBのメモリー、256GBのSSDを搭載している。
なお今回は試作機を借りてレビューした。そのため性能に関する記述は避ける。また構成は、店頭モデルのカタログ値を基に紹介する。
質感が高い本体、軽くはない
本体カラーはパールホワイトとネイビーブルーの2色となっている。質感は良いが、レビューしたネイビーブルーは指紋がかなり目立ち、つや消しなので拭き取るのに苦労した。
本体は19.2mmと適度に薄く、本体手前の角の部分が斜めにそぎ落とされた形状になっている。そのため手にすると結構スリムに感じる。
重量はカタログ値で1.46kgと軽くはない。実はこれが、本製品の特徴でもある。在宅勤務向けなので普段は家の中で据え置いて使って、週に何度かは外に持ち出したり会社に持っていったりするスタイルを想定している。軽さを妥協すれば本体の外装にマグネシウム合金やカーボンを使う必要がないので、価格が抑えられるのだ。