実はずいぶん前に何種類もの忘れ物防止タグを利用したことがあるのだが、どれも使い続けられなかった。いざ使おうと思うと電池が切れていたり、そもそも反応が悪くて使えなかったりするケースがよくあったためだ。
そんな経緯から、しばらく忘れ物防止タグから遠ざかっていたのだが、便利だし物をなくしがちな僕に向いているのは間違いない。そこで久しぶりに、最新の製品を試してみることにした。
定番製品を試してみる
今回試したのは米Tile(タイル)の「Mate(2020)電池交換版」である。タイルの製品は忘れ物防止タグの定番と言ってよい。Mate(2020)電池交換版はAmazon.co.jpで購入した。2021年3月29日時点の販売価格は2370円(税込み)である。
昔のTile製品は電池を交換できなかったと記憶しているが、今回購入したMate(2020)電池交換版は文字通り電池が交換可能になっていた。もちろん電池は交換できるほうがよいので、これは正しい進化といえるだろう。
利用するのはボタン型電池で、電池寿命は約1年となっている。なおTileの製品の中には、電池を交換できないものもある。カードタイプの「Slim」と超小型の「Sticker」は電池を交換できない。
製品によって最大接続距離に違いがあり、Mate(2020)電池交換版は約60mとなっている。見通しが良ければかなりの距離まで認識できるだろうが、コンクリートの建物の中などでは認識できる距離が短くなるはずだ。