Chromebookの注目度が高くなってきているのは間違いない。GIGAスクール構想でその名が出てくることがあるのに加えて、米Google(グーグル)がテレビコマーシャルを流すなど力を入れている。
今回はそんなChromebookの新製品、台湾・華碩電脳(エイスース、ASUS)の「ASUS Chromebook Detachable CM3」をレビューする。10.5インチ画面の本体とキーボードが分離する2in1タイプの製品で、スタンドカバーが付属する。2021年3月に発売され、4月9日時点の価格は直販だと4万4980円(税込み、ストレージが64GBのモデルの場合)からとなっている。
Androidタブレットの代わりになる
ASUS Chromebook Detachable CM3は、キーボードとスタンドカバーを装着していないときはタブレットそのものである。Androidアプリをインストール可能なので、Androidタブレットの代替としても十分に利用できるだろう。
画面サイズは、似た位置付けにある本体・キーボード分離型でスタンドカバーが付属する中国Lenovo(レノボ)の「Lenovo IdeaPad Duet Chromebook」の10.1インチより若干大きい。一方本体重量はIdeaPad Duet Chromebookの約450gに対してASUS Chromebook Detachable CM3は約506gと若干重い。とはいっても500g強なので、タブレットの状態で手に持って作業をしても負担は少ない。
キーボードとスタンドカバーを装着した状態だと約915g。結構軽量で、1日中持ち歩いてもそれほど負担にならないだろう。ちなみにIdeaPad Duet Chromebookはキーボード、スタンドカバー装着時の重量が約920gなので、ひとそろえだとASUS Chromebook Detachable CM3のほうがわずかに軽い。
なお上記の重量はいずれもカタログ値である。参考までに、キッチンスケールでASUS Chromebook Detachable CM3の重量を量ったところ、本体、キーボード、スタンドカバーのセットで911g、本体のみは509gだった。