バッファローが「nasne(ナスネ)」を発売した。nasneとは、ハードディスクドライブと地上デジタル/衛星デジタル(BS/110度CSデジタル)チューナーを搭載したネットワークレコーダー兼メディアストレージ装置である。
nasneはソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)が販売していたが、2019年に販売終了となった。バッファローは、SIEの協力を得てnasneを継承した格好となる。今回は、この新しいnasneをレビューする。
nasneの価格は、Amazon.co.jp内にある「バッファロー公式ストア」の場合2万9800円(税込み)となっている。価格は一見すると高いが、2TBのハードディスクが内蔵されており、単体で最大386時間の録画が可能となっているので、個人的には妥当だと考えている。バッファロー公式ストアでは、受注を開始してはすぐ完売という状況が続いているようだ。
ネットワークを介してテレビを視聴、録画にも対応
nasneはネットワークを介して視聴できるテレビチューナーとして使える。パソコン、スマホ、タブレットとPlayStation機器から利用可能だ。ストレージを内蔵しており、録画と録画予約にも対応している。またnasneを使うと、自宅内だけではなく外出先でもテレビを視聴したり録画予約をしたりできる。
接続は簡単で、アンテナケーブルをつなぎ、有線LANケーブルをWi-Fiルーターに接続するだけだ。ただし、テレビアンテナをすでに利用している場合には、分波器が必要となる。また、ルーターとアンテナ線の位置が離れている家庭では少々使いづらい。