今回はNECパーソナルコンピュータのAndroidタブレット「LAVIE T11」をレビューする。LAVIE T11にはカタログモデル2機種と直販モデル1機種がある。ここで取り上げるのはカタログモデルの上位機種「T1195/BAS」だ。
T1195/BASは11.5型ワイドのディスプレーを搭載したタブレットで、価格は直販の場合6万5780円(税込み、以下同)となっている。Androidタブレットとしてはちょっと高価に感じるが、上位モデルだと考えれば妥当かもしれない。
カタログモデルの下位機種「T1175/BAS」と直販モデル「TAB11/201」は、どちらも4万円台(直販の場合)でだいぶ安くなる。だが僕は、検討するなら高くても上位機種のT1195/BASだと思う。T1175/BASとTAB11/201はディスプレーが11型ワイドのIPS液晶となり、プロセッサーやメモリー容量などもT1195/BASには及ばないからだ。
上位機種最大の特徴はディスプレー
LAVIE T11(T1195/BAS)の最大の特徴は、有機ELを採用したディスプレーだろう。11.5インチと画面サイズもやや大きく、2560×1600ドットと高解像度だ。写真を表示して見ても色合いがくっきりとしていて美しい。Webページを表示しても、文字を読みやすいと感じる。黒が締まる有機ELの特徴はすばらしい。
試しにIPS液晶の11インチiPad Pro(第2世代)と同じ写真を表示して比べてみたが、黒の締まりの差はすぐ分かる。僕の感想だと、パッと見では明らかにLAVIE T11(T1195/BAS)のほうが美しい。一方、より自然な色合いに感じるのは11インチiPad Pro(第2世代)だ。ただし、このあたりの感じ方は好みによっても変わってくるだろう。
LAVIE T11(T1195/BAS)は、額縁が細い点もすばらしい。そして、興味深いのは画面の縦横比が16対10とワイドであることだ。動画視聴に向いている。