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 Dynabook(ダイナブック)が軽量ノートパソコン「dynabook V4(型番はP1V4UPBB)」を発売した。dynabook Vシリーズは基本的に同じボディーを採用しており、性能で型番を分けている。CPUに米Intel(インテル)のCore i7を搭載するdynabook V8と、Core i5を搭載するdynabook V6が既にあり、そこへCore i3を搭載するdynabook V4が加わった形になる。

 このうちdynabook V4だけ、搭載OSがWindows 11になっている。ほかの2モデルの搭載OSはWindows 10だ。Windows 11に無償アップグレードできるが、dynabook V4だけ新しいという印象が強い。

ダイナブックのdynabook V4
ダイナブックのdynabook V4
(撮影:アバンギャルド、以下同じ)
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13.3インチで1kg以下と軽量

 dynabook V4はタッチパネル付きの13.3インチ液晶を搭載する2in1モデルである。重量は仕様値で約979gと軽い。13.3インチのモバイルノートパソコンにはより軽いモデルもあるが、2in1はヒンジの構造が複雑でタッチパネルも重量増につながる。さらにdynabook V4は丈夫さを重視した製品なので、軽量化は難しいのだろう。その点を考えると、クラス最軽量とは言えないが900g台という重量は好ましい。

 ディスプレーは逆回転させてタブレットのスタイルで利用したり、逆V字型でテントのように立てて利用したりできる。ただしディスプレーの横と縦の比率が16対9なので、やや画面が狭いと感じてしまう。最近増えてきた16対10や3対2のディスプレーと比べると、縦方向が短く面積も小さくなる。よりコンパクトなパソコンを求めるユーザーにはマッチしているが、少しでも画面を広く使いたい人にとっては少々残念なところだ。

 dynabook V4は個人向けモデルだが、ディスプレーはノングレアになっている。仕事での利用を意識している人にとってはうれしい部分だろう。

キッチンスケールで重量を測定したところ942gだった
キッチンスケールで重量を測定したところ942gだった
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テントのように立てて利用する際は、ディスプレーがノングレアで見やすいのがうれしい
テントのように立てて利用する際は、ディスプレーがノングレアで見やすいのがうれしい
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