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驚きを感じる充電速度

 充電機能には驚きを感じる。同こんされている120W有線充電器とケーブルを使うことにより、17分で100%充電するという。どんどんバッテリー残量が増えていくのは快感だ。

 ここまでの急速充電になるとバッテリーの寿命が心配になるが、そこはメーカーの対応を信じるしかないだろう。実際に数年間使ってみると、課題の有無が確認できるはずだ。

 バッテリー容量は5000mAh。テストのために動画再生などをしてバッテリーを消費してみたが、電池の持ちは上々だった。

付属する充電器とケーブルを使うと120Wで充電できる
付属する充電器とケーブルを使うと120Wで充電できる
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付属の充電器で充電したところ、どんどんバッテリー残量が増えていった
付属の充電器で充電したところ、どんどんバッテリー残量が増えていった
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広角カメラは1億800万画素

 背面のカメラは1億800万画素の広角、800万画素の超広角、500万画素のテレマクロの3つとなっている。1億800万はかなりの画素数だが、少数ながら複数の対応スマホがある。

 試し撮りをしたところ、普通に使う分には不満はないというレベルできれいに撮影できた。

広角カメラで撮影。朝日の当たっている背景の木までよく写っている
広角カメラで撮影。朝日の当たっている背景の木までよく写っている
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超広角カメラで撮影。こちらも満足できる写りだった
超広角カメラで撮影。こちらも満足できる写りだった
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2倍ズームで撮影。光学ズームはないのでデジタルズームになる
2倍ズームで撮影。光学ズームはないのでデジタルズームになる
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ポートレートのぼけ具合も良好だ
ポートレートのぼけ具合も良好だ
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 1億800万画素は撮影モードの変更が必要だ。ここでは小さく写っている文字を拡大したらどうなるかに注目してみたのだが、判読可能なレベルだった。

Xiaomi 11T Proで撮影した1億800万画素の写真の例
Xiaomi 11T Proで撮影した1億800万画素の写真の例
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 約7万円からという価格で手に入るXiaomi 11T Proは、高性能のスマホを安く買いたい人にとっては要注目の1台と言える。ただ5000円程度足すと米Google(グーグル)のPixel 6を買えると考えると悩ましいところだと思う。

戸田 覚(とだ さとる)
ビジネス書作家。アバンギャルド/戸田覚事務所 代表取締役。ブログ、著書累計150冊以上、連載25本。IT関連、パソコン、プレゼン、企画書、Webドキュメントなど、仕事に関する幅広い著書を持ち講演も多数。テレビ・ラジオにもレギュラー出演している。 Facebook:https://www.facebook.com/toda001