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 2022年は「ミニPC」と呼ばれる超小型のデスクトップパソコンがこれまで以上に注目を集めるだろうと予想している。

 デスクトップパソコンに「ノートパソコンより高性能で拡張性が高いが、置き場所を取る」という印象をお持ちの人は多いと思う。ただミニPCに関しては、性能と拡張性はノートパソコンと大差なく、場所を取らない。デスクトップパソコンの一種でありながら、デスクトップパソコンらしからぬ特徴を持っているのだ。またディスプレーを内蔵していないため、ノートパソコンより安価な製品も目立つ。

 ミニPCは外付けのディスプレーとキーボード、マウスが必要となる。本体以外にそれらのコストがかかるのがノートパソコンと違う部分だ。ただし24インチクラスのディスプレーとマウス、キーボードを加えても、安価な製品を選べば3万円台から4万円台で済むだろう。そう考えると10万円程度の予算で、かなり高性能な環境が手に入る。ノートパソコンより導入の手間はかかるがコストは低いというわけだ。またディスプレーとキーボードなどは使い回しが利くので、本体を買い替えても引き続き使える。高価なキーボードやディスプレーも自分の好みで選べる。

 こうした特徴から、僕はミニPCを主に2台目以降のパソコンとして選択肢に入れる人が増えていくのではないかと考えている。そこで今回は最近のミニPCの例として、香港BESSTAR TECHが「MINISFORUM」の名前で提供しているミニPC「Minisforum EliteMini HM90」について見ていき、ミニPCの長所と短所について考えてみたい。

ミニPCの例。上は今回レビューしたMinisforum EliteMini HM90。下は中国CHUWI INNOVATIONの「CHUWI RZBOX」
ミニPCの例。上は今回レビューしたMinisforum EliteMini HM90。下は中国CHUWI INNOVATIONの「CHUWI RZBOX」
(撮影:アバンギャルド、以下同じ)
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 Minisforum EliteMini HM90は、米AMDのRyzen 9 4900Hに16GBメモリー、512GBのSSDという構成の場合、直販サイト(香港から発送)では7万4590円で販売されている。ほかにメモリーが32GBで異なる構成と、ベアボーンキットが用意されている。なお直販サイトでは12月下旬の記事執筆時点で品切れ、予約販売再開となっている。

27インチのディスプレーにつなぐとこのような感じになる
27インチのディスプレーにつなぐとこのような感じになる
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