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 米Apple(アップル)がiPhoneの新モデルとなるiPhone SE(第3世代)を発売した。前モデルのiPhone SE(第2世代)は2020年4月発売だったので、およそ2年ぶりのモデルチェンジとなる。

 Apple Storeでの販売価格は64GBが5万7800円、128GBが6万3800円、256GBが7万6800円だ(いずれも税込み)。Apple Storeで購入できるiPhoneの中では最廉価モデルとなる。

 ボディーは見慣れたデザインで、iPhone SE(第2世代)と基本的に同じである。サイズはいずれも138.4×67.3×7.3mm、重量は第2世代の144gに対して第3世代は148gと少し重くなった。

アップルのiPhone SE(第3世代)
アップルのiPhone SE(第3世代)
(撮影:アバンギャルド、以下同じ)
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iPhone SE(第3世代)の背面。こちらも見慣れたデザインとなっている
iPhone SE(第3世代)の背面。こちらも見慣れたデザインとなっている
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 本体カラーはミッドナイト、スターライト、(PRODUCT)REDの3色。いずれも無難な感じの落ちついたカラーと言えるだろう。

左はミッドナイト、右はスターライト。このほか(PRODUCT)REDがある
左はミッドナイト、右はスターライト。このほか(PRODUCT)REDがある
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現行モデルで唯一、ホームボタンを搭載

 本体の構造もiPhone SE(第2世代)から変化はなく、ホームボタン/Touch IDセンサーが目立つ。指紋認証センサーの付いたiPhoneが欲しい人にとってはこれが唯一の選択肢だ。上下の額縁が相当に太いのは最近のスマホとしてはかなり希(まれ)で、古めかしいとも言えるデザインとなっている。

ホームボタン/Touch IDセンサーを搭載している
ホームボタン/Touch IDセンサーを搭載している
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 底面の端子も第2世代と同じで、Lightningを採用している。USB Type-Cへの変更を望む声もあるが、一方で手元にあるケーブルが使い回せることをうれしく思う人もいるだろう。参考までに、付属するケーブルは「USB-C - Lightningケーブル」である。

 イヤホン端子は搭載していないので、有線のヘッドホンを使うにはアダプターが必要となる。アダプターは付属しないので注意が必要だ。Bluetoothに対応しているので、Bluetoothのワイヤレスイヤホンであればアダプターなしで使用可能だ。