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 最近は、多くのパソコンがUSB PD(Power Delivery)による充電に対応し、市販の充電器を使えるようになってきた。おかげで充電器の市場が活発化し、コンパクトで手軽な製品がガンガン登場している。今回は100W充電という高出力でコンパクトな充電器を2製品紹介しよう。100Wあるとたいていのパソコンを急速充電できる。

 1つはMATECH(マテック、京都市)の「Sonicharge 100W Pro」だ。世界最小級をうたうコンパクトなモデルで、合計3ポートを備える。パソコンに充電しやすい長さ2メートルのUSB Type-Cケーブルが付属する。価格はAmazon.co.jpで6980円だ(税込み、記事執筆時点。以下同様)。

 もう1つは中国・緑朕科技(Ugreen)の「Nexode 100W Charger」で、7999円だ。サイズは最小ではないが、かなり小さい。4ポートを備えるのでたくさんの機器を一気に充電できるのがよい。なおAmazon.co.jpではすでにどちらもクーポンなどによるセールで売られることがあるので、紹介した価格より安く買える可能性がある。

MATECHの「Sonicharge 100W Pro 」
MATECHの「Sonicharge 100W Pro 」
(撮影:アバンギャルド、以下同じ)
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Ugreenの「Nexode 100W Charger」
Ugreenの「Nexode 100W Charger」
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左はサイズ比較のために置いたアンカー・ジャパンの「PowerPort III 2-Port 100W」。少し古いモデルとはサイズが違う
左はサイズ比較のために置いたアンカー・ジャパンの「PowerPort III 2-Port 100W」。少し古いモデルとはサイズが違う
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軽量で持ち歩きやすい

 今回紹介する最新の100W充電器はいずれも、コンパクトなうえに軽い。かばんの中に入れても負担が小さい。なにせスマホ1台程度の軽さなのだ。しかも、プラグが折りたためるので、かばんの中でも邪魔になりにくい。

 サイズは、1~2年前の65W程度の充電器とほぼ同じ大きさだ。急速に小型化したのは、窒化ガリウム(GaN)という半導体と技術の進化だ。もちろん、最新の65Wクラスの充電器ならさらに一回り小さくなる。しかし重量は130g程度あるので、かばんに入れておく荷物としてはあまり大きな差がない。

Sonicharge 100W Proは実測値で183g。196.3gのカタログ値より軽かった
Sonicharge 100W Proは実測値で183g。196.3gのカタログ値より軽かった
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Nexode 100W Chargerはカタログ値で235g。キッチンスケールだと231gだった
Nexode 100W Chargerはカタログ値で235g。キッチンスケールだと231gだった
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PowerPort III 2-Port 100Wはほぼカタログ値(216g)通りの217g
PowerPort III 2-Port 100Wはほぼカタログ値(216g)通りの217g
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プラグが折りたためるのでかばんの中で邪魔にならない
プラグが折りたためるのでかばんの中で邪魔にならない
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