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 ソニーのスマートフォン「Xperia」シリーズの上位モデル「Xperia 1」に新機種が登場した。第4世代となる「Xperia 1 IV」は、光学式ズームを搭載したのが最大の魅力だ。

 ぱっと見の外観は、前モデルとほとんど変わっていない。Xperiaの上位モデルらしい細長いディスプレー(縦横比21対9)を採用している。

 本体はとても質感が良く、ガッチリとした硬い金属のボディーはフラットな仕上げで余分な装飾や突起がない。高級モデルこそ、奇をてらわずシンプルな仕上げにしてほしいが、Xperia 1 IVはまさにその通りになっている。ひと目見て、Xperia 1だと分かる。変わらないデザインを残念と思う人もいるだろうが、僕はデザインを継承している点を素晴らしいと感じる。ドイツLeica Camera(ライカカメラ)のカメラやパナソニックの「Let's note」のように。

Xperia 1 IVはデザインを旧機種から継承し、シンプルな仕上がりとなっている
Xperia 1 IVはデザインを旧機種から継承し、シンプルな仕上がりとなっている
(撮影:アバンギャルド、以下同じ)
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上位機種こそスタイルが重要。スタイルを変えなかったのはとてもいい
上位機種こそスタイルが重要。スタイルを変えなかったのはとてもいい
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スリムで持ちやすいボディー

 スマホのディスプレーサイズは対角線の距離をインチで示す。Xperia 1 IVのディスプレーは6.5インチなので数字だけでみると大きく感じるが、面積はさほどでもない。縦に細長いからだ。当然表示できる情報量は少なくなるが、 本体サイズが約71×165×8.2mmとスリムで持ちやすい。

 どちらかというと幅が広い米Apple(アップル)の「iPhone 13 Pro Max」は、ディスプレーサイズが6.7インチで約78.1×160.8×7.65mmだ。並べてみるとXperia 1 IVのスリムさがよく分かるだろう。手にしたときの持ちやすさは大きく違う。ただしXperia 1 IVは若干厚めである。

 ちょっと変わった縦横比の画面を採用したことには良しあしがある。Webブラウザーやメール、LINEなどの表示では情報量が増えて、画面の無駄が少なくなる。画面を上下に分割して2個のアプリを利用する際の使い勝手が良い。言うまでもないが、映画のような横長の動画を見るのにも向く。

 だが縦横比が4対3の写真を表示すると左右が大きく余ってしまう。また、縦横比が合っていないゲームやアプリを使うと、表示がやや残念な感じになる。英文字入力の際にQWERTYタイプのキーボードを表示させると、文字が小さくて入力しづらい。こうした得失をユーザーが取捨選択して判断するわけだが、僕はこんなモデルがあってもいいと思う。

iPhone 13 Pro Max(右)と比べると、画面の細長さがよく分かる
iPhone 13 Pro Max(右)と比べると、画面の細長さがよく分かる
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Webブラウザーの表示をXperia 1 IV(左)とiPhone 13 Pro Max(右)で比べた。Xperia 1 IVは文字が小さくなるが、情報量は増えることが分かる
Webブラウザーの表示をXperia 1 IV(左)とiPhone 13 Pro Max(右)で比べた。Xperia 1 IVは文字が小さくなるが、情報量は増えることが分かる
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画面が縦に長いので、分割して2つのアプリを利用する際に使いやすい
画面が縦に長いので、分割して2つのアプリを利用する際に使いやすい
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QWERTYキーボードを表示させた。iPhone 13 Pro Max(左)と比べ、全体の幅が狭くなって少し入力しにくい
QWERTYキーボードを表示させた。iPhone 13 Pro Max(左)と比べ、全体の幅が狭くなって少し入力しにくい
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