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 Let's note(レッツノート)シリーズといえば、頑丈さと軽量でビジネスパーソンに人気のシリーズだ。その最新モデル「Let's note FV3」は、米Intel(インテル)の第12世代Coreプロセッサーを搭載した点が最大の特徴だ。2022年3月頃から各メーカーから第12世代Coreを搭載したパソコンが登場しており、「12世代Coreを搭載するLet's noteを待っていた」という読者も少なくないだろう。

 今回レビューするのは、「CF-FV3ZRCCP」という型番の機種。メーカー直販サイト「Panasonic Store Plus」で取り扱うモデルで、価格は36万5200円(税込み)だ。

Let's note FV3。14インチ型のプレミアムモデルだ
Let's note FV3。14インチ型のプレミアムモデルだ
(撮影:アバンギャルド)
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ビジネス向けに死角のない構成

 基本的なボディーのデザインは前モデルから大きく変わっていない。最大の魅力は、14インチのディスプレーを搭載すること。しかも、縦横比が3対2だ。縦方向の情報量が多いので、仕事に使いやすい。ビジネス向けのディスプレーとしては、最も使いやすい大きさといってもいいだろう。もちろん、アンチグレア処理が施されていて、映り込みも気にならない。

 本体サイズはそれなりに大きいが、14インチディスプレー搭載モデルとしては308.6×235.3×18.2mmと比較的コンパクトだ。普通のビジネスバッグに余裕で収まる。A4用紙を少し大きめにした程度の大きさと思えばいい。

 気になる重量はモデルによって異なる。「バッテリーパック(S)」を装着した状態のカタログ値は1.034~1.134kgとなっている。キッチンスケールで計測したら1.011kgだった。なおバッテリー駆動時間はバッテリーパック(S)が約9時間。バッテリーパック(L)だと約17時間になるとしている。

 本体はマグネシウム合金製で、堅牢(けんろう)性の高さや壊れにくさはこれまで同様だ。天板に凹凸のあるボンネット構造これまで通りだが、従来モデルよりはフラットになった。ずいぶんとスタイリッシュになった印象だ。

 バッテリーが交換できる構造も継承。将来バッテリーがヘタっても自分で簡単に交換ができるので、修理に出す必要がないのがうれしい。

本体はマグネシウム合金製。ボンネット構造も継承している
本体はマグネシウム合金製。ボンネット構造も継承している
(撮影:アバンギャルド)
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ディスプレーはアンチグレア処理が施されており映り込みが少ない
ディスプレーはアンチグレア処理が施されており映り込みが少ない
(撮影:アバンギャルド)
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実際に測定した重量は1kg台だった
実際に測定した重量は1kg台だった
(撮影:アバンギャルド)
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最近では珍しい交換可能なバッテリーを採用
最近では珍しい交換可能なバッテリーを採用
(撮影:アバンギャルド)
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