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 米Google(グーグル)のスマホ「Pixel」シリーズは、「Pixel 6」「Pixel 5」などのスタンダードモデルが秋に登場し、翌年の初夏に「Pixel 5a」など名前に「a」が付く廉価版がリリースされる流れになっている。今回登場した「Pixel 6a」も、まさにそのパターン通りにリリースされた手ごろな価格のモデルだ。

 最近、スマホの値上がりが目立っている。上位機種は20万円に迫る価格で、普通の感覚ではおいそれと手は出せない。Pixel 6aは、5万3900円(税込み)となかなか魅力的な価格で、SIMロックフリースマホのヒットモデルになりそうな予感がひしひしとしている。

米Googleの「Pixel 6a」。2021年秋に登場した「Pixel 6」シリーズの廉価版だ。
米Googleの「Pixel 6a」。2021年秋に登場した「Pixel 6」シリーズの廉価版だ。
(撮影:アバンギャルド)
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背面のデザインはPixel 6シリーズで共通している。
背面のデザインはPixel 6シリーズで共通している。
(撮影:アバンギャルド)
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コンパクトな本体が隠れた魅力

 Pixel 6aの最大の魅力は価格だと思う。だがサイズ感も隠れた魅力になっている。Pixel 6aの画面サイズは6.1インチで、Pixel 6の6.4インチやPixel 6 Proの6.7インチより小さい。最も安価で、最も小型なモデルがPixel 6aというわけだ。

 僕はPixel 6を購入して普段から利用している。せっかくなので今回はPixel 6と比較してみよう。なおPixel 6の画面にはフィルムが貼ってあるのでそこは考慮に入れてほしい。

 実は中間の大きさのPixel 6でさえ、少々手に余る。特にケースを付けるとかなり大きく感じる。その点Pixel 6aはかなりコンパクトで持ちやすい。手ごろなサイズのスマホを探しているユーザーにお薦めだ。

 もちろん画面は小さくなる。個人的には大画面が好みなので、使ってみるとちょっと窮屈な感じもある。特にアルファベットのキーボードを操作する際に、キーが小さくて気になった。

Pixel 6a(左)はPixel 6(右)に比べて本体も画面も一回り小さい。
Pixel 6a(左)はPixel 6(右)に比べて本体も画面も一回り小さい。
(撮影:アバンギャルド)
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本体に高級感があり性能に文句はない

 Pixel 6aの本体はとても高級感がある。ぱっと見でPixel 6に劣ることはない。全体が光沢のあるガラスで、側面がつや消しの仕上げは素晴らしい。ただし背面ガラスの材質が違うようで、光を反射したときのゆがみが大きい。ただそこまで気にする人はほとんどいないだろう。

 またカメラ部分の造形がちょっと異なる。とはいえこちらもあまり気にはならないはずだ。

 プロセッサーはGoogle独自の「Tensor」を搭載する。これはPixel 6/6 Proと同じで、性能面に不安はない。RAMは6GB、ストレージは128GBとなる。Pixel 6はRAMを8GB搭載している。ストレージは128GBもしくは256GBなので、RAMの違いのほうが大きい。この差は現時点ではあまり感じないかもしれない。数年間使い込むと、体感の差となって現れる可能性はある。特に多くのアプリを起動して使う場合に影響が出てきそうだ。

 実はディスプレーにも違いがある。Pixel 6aはリフレッシュレートが60Hzで、Pixel 6は90Hzとなる。Webブラウザーをスクロールさせるなどして試してみたが、体感上はそれほど違いは感じなかった。どちらにしてもリフレッシュレート120Hzには劣る。

 バッテリー容量も少し削られている。Pixel 6aが4410mAhなのに対し、Pixel 6は4614mAhとなる。画面サイズも違うのでおそらくバッテリー駆動時間はそれほど変わらないだろう。それより大きな違いとして、Pixel 6aはワイヤレス充電に対応していないことが挙げられる。

 こうしてみると、少しずつスペックがPixel 6より落としてある。こうした地道な努力がコストダウンにつながっているわけだ。

付属品はUSB Type-Cケーブルとデータ転送用のアダプターのみ。
付属品はUSB Type-Cケーブルとデータ転送用のアダプターのみ。
(撮影:アバンギャルド)
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専用のケースを取り付けたところ。
専用のケースを取り付けたところ。
(撮影:アバンギャルド)
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