僕は毎年のように米Apple(アップル)の「Apple Watch」を買い替えている。2022年にはまったく新しいデザインとコンセプトの「Apple Watch Ultra」が登場したので、早速購入した。1週間ほど使ってみたので、その満足度を紹介しよう。
Apple Watch Ultraはアウトドア向けのモデルで、ケースが49mmと大きくなり、画面サイズも少し大きくなった。個人的に釣りに出かける機会が多いので、自分のニーズにマッチしていると思っている。とはいえ、ダイバーズウオッチやカシオ計算機の「GーSHOCK」を街中で装着している人が多いように、アウトドア以外で普通に利用しても違和感はない。
サイズ感や重量が気になるところだが、時計としては文句なしだ。チタン合金製のケースはやや重い(61.3g)が、機械式のダイバーズウオッチなどと比べて重過ぎることはない。ちょっと分厚い(14.4mm)のも、装着すれば気にならないだろう。
ガラスが平らになり、フレームが少し高くなっているのは、ぶつかったときの衝撃を防ぐためだろう。個人的には同時に発表された「Apple Watch Series 8」のほうが優れたデザインだと思う。Apple Watch Ultraは、ディスプレー部分が飛び出していて、ガラスがフラットなのが好みではない。ただ、Series 8は既に見慣れてしまっている。斬新な格好良さはApple Watch Ultraにある。Series 8だと「普通のApple Watch」としか思われない。Apple Watch Ultraなら「新しいタイプだ」とひと目で分かる。
新しく「アクションボタン」を搭載
Apple Watch Ultraには、新たに「アクションボタン」が追加された。従来モデルにもあった「サイドボタン」に加えて、新たに大きなボタンが搭載された。オレンジ色のボタンなので屋外でも目立つ。手袋をしていても操作しやすいサイズは理にかなっている。
ただ、このボタンを押すときには対角線上に指を置くことになる。このとき、デジタルクラウンやサイドボタンを押してしまうことがある。慣れれば解決するはずだが、自分なりにコツをつかむ必要がありそうだ。
クラウンが左に来るよう左腕に装着すると、アクションボタンを押しやすくなる。しかし今度はデジタルクラウンが回しづらくなる。割り当てる機能を含めて、もう少し工夫して使いこなしていきたいと思っている。