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 最近製品が増えてきて、流行の兆しを見せているのがコンセント付きの充電器だ。電源タップと充電用のUSB端子を組み合わせたような製品である。よくある充電用電源だと、AC電源に直接つなぐ機器が複数あった場合に、電源タップと電源を別々に使うのでデスク周りがスッキリしない。電源タップを搭載する充電器ならば1つで済む。スッキリ使えるし、壁のコンセントの空きを確保できる。

 今回は5モデルを例に紹介する。こうしたものは以前からあるが、従来のものと比べてコンパクトになった。またUSB Type-C端子の出力が65Wや100Wなど超高性能である。パソコンもケーブル1本で充電できる。

今回取り上げるコンセント付き充電器5製品。
今回取り上げるコンセント付き充電器5製品。
(写真:アバンギャルド)
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机上に置くのがおすすめなMagSafe対応機

 使い方はユーザーが自由に考えればよいが、やはり向き不向きはある。今回はそれぞれの製品に向いている使い方別に紹介していこう。まず中国Anker(アンカー)の「Anker 637 Magnetic Charging Station(MagGo)」(公式サイトで税込み9990円)だ。この手の充電器の中では最初の頃に登場した。

 ボールのような形状が特徴だ。完全に机上向きだと思う理由は、iPhone向けのワイヤレス充電技術である「MagSafe」用の充電器を搭載している点にある。iPhone 12シリーズ以降であれば、くっつけるだけで充電でき、時計代わりにも使える。コンパクトなので机上にも問題なく置けるはずだ。

 USB端子は全部で4つ。USB Type-C端子の出力が最大45Wとやや低いのが弱点で、パソコンによっては最高速度の急速充電ができない。

 コンセントは最大1000Wの給電が可能。机上で使うならそれほど電力を必要としないので十分だろう。

Anker 637 Magnetic Charging Station(MagGo)。コンセント3つとUSB端子が4つ並ぶ。
Anker 637 Magnetic Charging Station(MagGo)。コンセント3つとUSB端子が4つ並ぶ。
(写真:アバンギャルド)
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MagSafe対応のワイヤレス充電パッドは端子とは逆側にある。
MagSafe対応のワイヤレス充電パッドは端子とは逆側にある。
(写真:アバンギャルド)
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コンセントや端子にアクセスしやすくすると、iPhoneの画面が見づらくなる。
コンセントや端子にアクセスしやすくすると、iPhoneの画面が見づらくなる。
(写真:アバンギャルド)
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