台湾・華碩電脳(エイスース、ASUS)のスマホ「Zenfone」シリーズから、新たに「Zenfone 9」が登場した。最大の魅力はコンパクトながらハイエンドモデルである点だ。
表示できる情報量が増えるので、スマホはどんどん巨大化する傾向にある。高性能なハイエンドモデルはよりその傾向が強い。そうしたなかでコンパクトで高性能なモデルは、持ちやすさを重視するユーザーにはうれしい存在だ。
Zenfone 9は小さいだけではなく、超高性能なプロセッサーやスタビライザー機能を内蔵するカメラなど、「技あり」な製品となっている。
使いやすい手ごろな大きさ
Zenfone 9は、146.5×68.1×9.1mmというコンパクトなサイズに、5.9インチのそれなりに大きなディスプレーを搭載している。重量は、169gと最近のスマホとしてはかなり軽量だ。
米Apple(アップル)の「iPhone 14 Pro」と比べるとそのコンパクトさがよくわかる。特に幅が狭いのでとても持ちやすい。このサイズなら、片手で操作しても端まで親指が届く人が多そうだ。実際に使ってみても軽快で負担感が少ない。ポケットに入れておいてもさほど邪魔に感じない。
もちろん、6.5インチを超えるような大画面モデルと比べると画面は狭い。動画を見るにはちょっと小さすぎると感じる人もいるだろう。この点は使い勝手とどちらを優先するかで考えるべきポイントだ。