全2227文字
PR

 中国・小米科技(Xiaomi、シャオミ)は、日本市場でも多くの製品を販売して存在感を増している。今回は、上位モデルの「Xiaomi 12T Pro」がリリースされた。なおXiaomiの最上位モデルは「Xiaomi 12 Pro」など「T」が付かないモデルだ。

 価格は同社の直販サイトで販売されるオープンマーケット版が10万9800円(税込み、以下同)。今回紹介するのはソフトバンク版で、14万3280円となっている。最近の上位機は20万円近い製品もあるので、価格は妥当な範囲だ。ただし高性能なモデルを手ごろな価格で販売するのがXiaomiというイメージがある。個人的には直販モデルを8万円程度で販売してほしかった。ちなみに、高性能な「POCO F4 GT」は7万4800円。また前モデルに当たる「Xiaomi 11T Pro」は6万4800円(原稿執筆時点)で販売されている。

「Xiaomi 12T Pro」。上位モデルだが同社製品としてはやや高価な印象だ。
「Xiaomi 12T Pro」。上位モデルだが同社製品としてはやや高価な印象だ。
(写真:アバンギャルド)
[画像のクリックで拡大表示]

質感は高いがデザインの方向性は下位モデルと同じ

 本体の質感は高い。背面はつや消しのガラスを採用している。光が当たるとさまざまな表情を見せるのでとても美しく感じる。だが、ディスプレーのガラスと本体の間には太めの樹脂が挟み込まれているため、切れのある高級感はない。

 下位モデルとデザインのコンセプトがほぼ同じなので、「上位機を買った」という満足感が得られにくいのではないかと思う。よほど知識がなければ、パッと見て上位機だとは分からないはずだ。

背面のガラスが曲面になっていて、光の反射が美しい。
背面のガラスが曲面になっていて、光の反射が美しい。
(写真:アバンギャルド)
[画像のクリックで拡大表示]
透明なケースと充電器、専用の充電ケーブルが付属する。
透明なケースと充電器、専用の充電ケーブルが付属する。
(写真:アバンギャルド)
[画像のクリックで拡大表示]
付属のケースを装着したところ。
付属のケースを装着したところ。
(写真:アバンギャルド)
[画像のクリックで拡大表示]