台湾・華碩電脳(エイスース、ASUS)から最新のゲーミングノートパソコン「ROG Zephyrus M16 GU604」が発表された。ゲーミングだとビジネスで使うものではなく、選択基準が異なると思われるかもしれない。しかしASUSの担当者によると、ゲーミングノートはゲームを目的とするユーザーだけでなく、クリエーティブ作業を含む一般的な用途にもよく使われているという。確かに置き場所を取らないノートパソコンをヘビーな用途に使いたいという利用者は一定の数存在するだろう。
CPUパフォーマンスに秀でるモデルは少なくないが、CPU内蔵とは別にGPUを追加したノートパソコンを買おうとすると、選択肢がゲーミングノートになるのが実情だ。ROG Zephyrus M16 GU604は、米Intel(インテル)の第13世代CoreプロセッサーをCPUとして搭載し、さらに米NVIDIA(エヌビディア)の高性能なGPU「GeForce RTX 4000」シリーズを搭載している。今回借りたのはその上位モデルだ。
ゲーミングノートらしい派手なLEDの演出もあるが、これは設定でオフにできる。その気になれば仕事にも十分使える。
16対10の16インチ大画面を搭載
ROG Zephyrus M16 GU604は、解像度は2560×1600ドットの16インチディスプレーを搭載する大型のモデルだ。ASUS得意の有機EL(OLED)ではなく液晶パネルを採用している。とはいえリフレッシュレートが240Hzと、ゲーミングモデルらしい高スペックのパネルである。しかもバックライトにミニLEDを採用するので、黒のキレが素晴らしい。縦横比が16対10なのもポイントで、本体サイズに比べて画面が広く作業性が良い。
本体サイズが大きいので、重量もそれなりにありそうだが、カタログ値で約2.3kgと予想より軽い。家の中で移動する程度の使い方なら余裕でこなせる。
拡張性も文句なしだ。Thunderbolt 4対応のUSB Type-C端子1基に、USB 3.2 Gen 2対応のUSB Type-Cを1基、USB Type-Aが2基、HDMI端子、microSDカードスロットを備える。