新型コロナウイルス感染症(COVID-19、以下新型コロナ)の予防策の1つとして手洗いが励行されている。だが、せっかく手を洗っても、もしウイルスが付着したiPhoneを触ったら意味がなくなってしまう。
外出から帰った際に、iPhoneも清潔に保つには何をすべきなのだろうか。iPhoneの掃除方法と除菌方法については、米アップル(Apple)が公式に発表している。この内容には新型コロナを考慮したとみられる情報が2020年3月に追加されている。
今回はアップルが公開しているiPhoneの掃除方法と除菌方法を実際に試してみた。
基本的には水で湿らせたクロスで拭く
iPhoneは精密な電子機器であるため、間違ったやり方で掃除や除菌をしてしまうと故障の原因になる可能性もある。そこで参考にすべきなのは、アップルのサポートページにある「iPhoneのお手入れをする」だ。
「しみやその他の損傷の原因となるもの(埃や砂、インク、化粧品、石鹸、洗剤、酸や酸性の食品、ローションなど)が付着してしまったら、すぐにiPhoneをきれいに掃除してください」とあり、iPhoneのモデルごとに推奨される手入れの仕方を記載している。
ここでは比較的最近の機種として「iPhone 7」以降のモデルを対象に、基本となるガイドラインを確認しておこう。具体的には、「iPhone 11」「iPhone 11 Pro」「iPhone 11 Pro Max」「iPhone SE(第2世代)」「iPhone XS」「iPhone XS Max」「iPhone XR」「iPhone X」「iPhone 8」「iPhone 8 Plus」「iPhone 7」が対象となる。それ以外のモデルは、前述のサポートページで確認してほしい。