子どもの頃、地図を見ながらその場所に思いをはせたことはないだろうか。最近は地図アプリを使って自由に航空写真も見ることができるので、さらに具体的なイメージが湧いてくる。
iPhoneの「マップ」アプリでも航空写真を表示できるのだが、「Flyover」という機能を使うと、さらに臨場感あふれる3D表示を楽しめる。
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の拡大の影響で、旅行を中止したり、旅行の日程を短くしたりする傾向にあるそうだが、その分バーチャルで楽しむ方法を紹介しよう。
マップを航空写真に切り替える
iPhoneのマップアプリの表示を航空写真に変更できることをご存じだろうか。意外に分かりにくいので、おさらいしておこう。画面右上に表示されている「i」をタップすると表示を「マップ」「交通機関」「航空写真」のいずれかを選んで表示できる。
「マップ」は多くの人が見慣れている表示だろう。「交通機関」にすると、鉄道が道路よりも分かりやすい線で表示される。広い範囲を表示して路線を確認したいときに便利だ。「航空写真」は、空から撮影したリアルな写真で、駐車場にあるクルマの車種が分かるぐらいまで拡大できる場合がある。
これだけでも十分楽しいのだが、航空写真表示の状態で右上に表示される「3D」をタップすると、対応している地域であれば、Flyoverと呼ばれる表示に切り替わる。
Flyoverでは、マップ上にある建物を3Dモデルで作成し、その表面に写真のようなテクスチャーが貼り付けられているため、かなりリアルな表示になる。
画面を2本指で上下にスワイプすると視点を変えられ、3Dであることがより実感できるだろう。
2本指のピンチアウトで画面を拡大していくと、看板の文字を読めるほど詳細だ。
3Dモデルなので、様々な角度から自由に表示でき、見た目の違和感もほとんどない。
iPadのマップアプリでも同様の操作でFlyoverに切り替わる。大画面だとさらに臨場感たっぷりだ。ここからはiPadの画面でFlyoverを紹介していく。