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「オージオグラム」で客観的な調整も可能

 聴力を検査するためのサードパーティー製アプリを使って「オージオグラム(Audiogram)」と呼ばれる耳の特性データを取り、それを使ってカスタムオーディオ設定を作成することも可能だ。オージオグラムは「ヘルスケア」アプリに記録される。

 事前にオージオグラムを記録しておくと、カスタムオーディオ設定のアシスタントで「最新のオージオグラムを使用しますか?」と表示されるようになる。ここで「オージオグラムを使用」をタップするだけで完了。前述のように曲を聴き比べる必要もない。

 曲を聴き比べる方式だと、音質の違いは認識できるがどちらが優れているのか判断がつかない場合もあって、いまひとつ自分の選択に自信を持てなくなってしまうことがある。オージオグラムを使う方式は、自分の耳の特性に合わせてiPhoneが客観的に設定してくれるので分かりやすい。

 オージオグラムを測定するアプリは、App Storeで「オージオグラム」と入力して検索すると見つけられる。今回、筆者は「Mimi聴力検査」というアプリを用いた。

事前に聴力検査アプリを使ってオージオグラムを記録しておくと、自分の耳のオージオグラムを基にしたカスタムオーディオ設定を瞬時に作成できる
事前に聴力検査アプリを使ってオージオグラムを記録しておくと、自分の耳のオージオグラムを基にしたカスタムオーディオ設定を瞬時に作成できる
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オージオグラムでカスタム設定を作成すると「ヘッドフォンオーディオ」画面の「オーディオを以下に調整」欄に「オージオグラム」が追加される(赤い枠は筆者が付けた)
オージオグラムでカスタム設定を作成すると「ヘッドフォンオーディオ」画面の「オーディオを以下に調整」欄に「オージオグラム」が追加される(赤い枠は筆者が付けた)
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筆者がオージオグラムを得るために使ったアプリ「Mimi聴力検査」。一般的な聴力検査と同じように様々な周波数の音を聞き、耳の特性を測定する
筆者がオージオグラムを得るために使ったアプリ「Mimi聴力検査」。一般的な聴力検査と同じように様々な周波数の音を聞き、耳の特性を測定する
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AirPods Proの「外部音取り込み」機能をカスタマイズ

 AirPods ProやAirPods Maxには、装着した状態で周囲の音を聞き取るための「外部音取り込みモード」がある。これもiOS 14で調整できるようになった。

 AirPods ProやAirPods MaxをiPhoneに接続している状態で、前述と同様に「設定」→「アクセシビリティ」→「オーディオ/ビジュアル」→「ヘッドフォン調整」とタップする。表示された画面の最下部に「外部音取り込みモード」と表示されているのでこれをタップ。「外部音取り込みモードのカスタム設定」をオンにしよう。

 この画面で、取り込まれる周囲の音の大きさ、左右のバランス、トーンを調整する。「増幅」スライダーを上げて音を大きくすると、周囲の音が今まで以上に聞き取りやすくなる。

「設定」→「アクセシビリティ」→「オーディオ/ビジュアル」→「ヘッドフォン調整」→「外部音取り込みモード」とタップして表示される画面で、取り込まれる外部音の大きさや左右のバランスなどを調整できる(赤い枠は筆者が付けた)
「設定」→「アクセシビリティ」→「オーディオ/ビジュアル」→「ヘッドフォン調整」→「外部音取り込みモード」とタップして表示される画面で、取り込まれる外部音の大きさや左右のバランスなどを調整できる(赤い枠は筆者が付けた)
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