全3236文字
PR

AirPodsが接続する端末を自動で切り替える新機能

 iOS 14やiPadOS 14には「デバイスの自動切り替え」という機能も新たに搭載された。これは複数のアップル製端末を使っているユーザーにお薦めの機能だ。

 もともとAirPodsシリーズは一般的なBluetoothイヤホンよりも接続する端末の切り替えが容易だった。iOS 14やiPadOS 14ではそれをさらに進めて、接続する端末を自動的に切り替える「デバイスの自動切り替え」機能が追加された。iOS端末に加えて、「macOS Big Sur」をインストールしたMacでも利用可能だ。

 例えばiPhoneで音楽を聴いている状態で、そばにあるiPadで動画を再生すると、その操作を感知してAirPodsの接続先がiPhoneからiPadに自動で切り替わる。AirPodsを使用する操作をしたときにだけ切り替わるのがポイントだ。

 この機能をサポートするのは「Apple H1」と呼ばれるチップを搭載するモデルで、現時点では「AirPods Max」「AirPods(第2世代)」「AirPods Pro」「Powerbeats」「Powerbeats Pro」「Beats Solo Pro」がある。ちなみにサポートしない「AirPods(第1世代)」のチップは1世代前の「Apple W1」だ。

 デバイスの自動切り替え機能は、端末をiOS 14やiPadOS 14にアップデートすると自動的に有効になるので、気づかないうちに使っているかもしれない。

 確認するには次の手順を踏む。まずAirPodsを接続した端末で、「設定」→「Bluetooth」とタップする。表示された画面には接続中のAirPods名が現れるので、その右側にある「i」をタップ。「このiPhoneに接続」が「自動」になっていると、デバイスの自動切り替え機能が有効な状態だ。

「設定」→「Bluetooth」から接続中のAirPodsの情報画面を表示。「このiPhoneに接続」が「自動」になってると「デバイスの自動切り替え」機能が有効だ(赤い枠は筆者が付けた)
「設定」→「Bluetooth」から接続中のAirPodsの情報画面を表示。「このiPhoneに接続」が「自動」になってると「デバイスの自動切り替え」機能が有効だ(赤い枠は筆者が付けた)
[画像のクリックで拡大表示]

 デバイスの自動切り替え機能が有効である端末では、近くにオンになっているAirPodsがあると、画面上部に「AirPods Proが接続されました」というバナーが表示される。ただしそのAirPodsが他の端末に接続されている場合はすぐに接続が切り替わらない。AirPodsが必要となる操作をするまでは先の接続を維持する。

 また、AirPodsが今使っているiPhoneから他の端末に切り替わった際には「○○に移動しました」といったバナーが表示される。ここでiPhoneとの接続を維持したい場合はバナーの右側にある青の矢印アイコンをタップする。

 デバイスの自動切り替えはとても便利な機能だが「余計なお世話」だと感じる場合もある。自動的に切り替えたくない端末は、それぞれの設定画面で「このiPhoneに接続」の設定を「自動」から「このiPhoneに前回接続していた場合」に変更しよう。この設定をした端末では従来通りの手動切り替えとなる。

 アップル製端末とAirPodsの組み合わせはとても快適。今回紹介した新機能を用いると使い勝手や音質はさらによくなる。ぜひ試してほしい機能だ。

デバイスの自動切り替え機能が有効になっている端末の側にAirPodsが移動すると「接続されました」のバナーが表示される。これで直ちに切り替わるわけではなく、音楽を再生するなどの実際にAirPodsが必要になる操作で切り替わる(赤い枠は筆者が付けた)
デバイスの自動切り替え機能が有効になっている端末の側にAirPodsが移動すると「接続されました」のバナーが表示される。これで直ちに切り替わるわけではなく、音楽を再生するなどの実際にAirPodsが必要になる操作で切り替わる(赤い枠は筆者が付けた)
[画像のクリックで拡大表示]
デバイスの自動切り替え機能で他の端末に切り替わると「○○に移動しました」のバナーが表示されるが、バナーの右側にある青い矢印アイコンをタップすると接続が維持される(赤い枠は筆者が付けた)
デバイスの自動切り替え機能で他の端末に切り替わると「○○に移動しました」のバナーが表示されるが、バナーの右側にある青い矢印アイコンをタップすると接続が維持される(赤い枠は筆者が付けた)
[画像のクリックで拡大表示]
伊藤 朝輝(いとう あき)
ライター/システムエンジニア
SEとして働く傍ら、1995年ごろから雑誌や書籍で執筆活動を始め、現在はライターの仕事がメイン。iPhoneやiPad、Macを使い、アップル製品漬けの毎日を送っている。「アップル製品に使うお金はアップル製品で稼ぐ」がモットー。