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第3の方法:「探す」機能を使う裏技

 最後に紹介するのは、「探す」機能にある「消去」機能を使って初期化する方法だ。「探す」という機能は、iPhoneなどのアップル製端末を探すために使われる。パソコンを使う場合はWebブラウザーで「icloud.com」に接続して「iPhoneを探す」を表示。初期化するiPhoneを見つけたら「iPhoneを消去」をクリックしよう。

 iPhoneやiPadの「探す」アプリからでも実行できるので、パソコンを持っていない場合は、そちらから実行してみるとよいだろう。

 「探す」の消去機能は本来、紛失したiPhoneが不正利用される前にデータを消去するための機能だ。ネットワークや位置情報サービスの状況によっては、認識されるまでに時間がかかり実用的ではない場合もある。初期化できれば、再起動後にパスコードを再設定可能となる。

初期化したいiPhoneのApple IDでサインインし「iPhoneを消去」を実行しよう。初期化後にパスコードを再設定できるようになる(赤い枠は筆者が付けた)
初期化したいiPhoneのApple IDでサインインし「iPhoneを消去」を実行しよう。初期化後にパスコードを再設定できるようになる(赤い枠は筆者が付けた)
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「iPhoneを探す」で消去する際は、Apple IDとパスワードが必要になる
「iPhoneを探す」で消去する際は、Apple IDとパスワードが必要になる
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早めにバックアップを取っておこう

 筆者の経験ではパスコードを忘れたことに気づくのは、iPhoneを再起動した直後の入力画面であることが多い。残念ながらその状況になっているとバックアップはできない。

 パスコードを忘れていてもバックアップが取れるのは、Touch IDやFace IDでロックを解除できる場合に限られる。つまりiPhoneを普通に使えている状況である。

 この時点ではパスコードを忘れていることに気づきにくいが、もし確認するなら「設定」→「Touch IDとパスコード」または「Face IDとパスコード」をタップしよう。するとiPhoneの認証に関する設定の変更画面に入る前にパスコードで認証が実行される。この画面にパスコードを入力して失敗する場合は、覚えているパスコードが間違っていると考えられる。

自分がパスコードを覚えているかどうか不安なときは「設定」→「Touch IDとパスコード」または「Face IDとパスコード」とタップして表示された画面を使って確認してみよう
自分がパスコードを覚えているかどうか不安なときは「設定」→「Touch IDとパスコード」または「Face IDとパスコード」とタップして表示された画面を使って確認してみよう
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 問題なく使えていても、OSのアップデートなどでiPhoneが再起動してしまうと正しいパスコードが必要になるので、なるべく早いうちにバックアップを取ったほうがよいだろう。

 iPhoneのバックアップを取るには「iCloudバックアップ」とパソコンを使う「iTunesバックアップ」の2つの方法がある。どちらでバックアップしてもよい。

 Macでは「macOS Catalina」(バージョン10.15)以降はiTunesが廃止され、バックアップ/復元機能は「Finder」に統合されている。そのためiTunesバックアップとは呼ばれていないが、やり方は基本的には同じだ。

 iCloudバックアップは、契約しているプランに十分な空き容量さえあれば利用できる。

「設定」→「(自分の名前)」→「iCloud」→「iCloudバックアップ」とタップして表示された画面で「今すぐバックアップ」をタップする(赤い枠は筆者が付けた)
「設定」→「(自分の名前)」→「iCloud」→「iCloudバックアップ」とタップして表示された画面で「今すぐバックアップ」をタップする(赤い枠は筆者が付けた)
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 iCloudの容量が足りない場合に重要ではないデータを除くなどしてバックアップする容量を減らす方法もあるが、1カ月だけ容量の大きなプランを契約することを検討してもよいだろう。

 iTunesバックアップを利用する場合は、iPhoneと過去に少なくとも1度は同期したことがあるパソコンを使う必要がある。同期したことがないパソコンに接続すると、パソコンを「信頼」するためにパスコードが必要になるからだ。

 iTunesからiPhoneが認識されたら、「ローカルバックアップを暗号化」をオンにして「今すぐバックアップ」をクリックしよう。

過去に同期したことがあるパソコンを使うと、パスコードを思い出せないiPhoneでもバックアップできる。「ローカルバックアップを暗号化」をオンにして「今すぐバックアップ」をクリックしよう(赤い枠は筆者が付けた)
過去に同期したことがあるパソコンを使うと、パスコードを思い出せないiPhoneでもバックアップできる。「ローカルバックアップを暗号化」をオンにして「今すぐバックアップ」をクリックしよう(赤い枠は筆者が付けた)
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1度も同期したことがないパソコンにiPhoneを接続すると、パソコンを「信頼」するためにパスコードを入力しなければならない点に注意
1度も同期したことがないパソコンにiPhoneを接続すると、パソコンを「信頼」するためにパスコードを入力しなければならない点に注意
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 iTunesバックアップに関しては以前の記事も参照してほしい。