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(写真:伊藤朝輝、特に表記がない場合は以下同じ)
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 2021年秋に登場予定の「iOS 15」は、従来機能の強化に加え、様々な新機能が追加される。iOS 15は2015年9月に発売された「iPhone 6s」「iPhone 6s Plus」以降のモデルをサポートすると発表されている。これらのモデルは少なくとも2022年まで最新のシステムで使えることが保証された。

 小型のiPhoneを好むユーザーに現在でも人気の「iPhone SE(第1世代)」も含まれているため、「神アップデート」との声が早くも上がっている。ただしiOS 15の機能をすべて使えるわけではない点に注意が必要だ。

 今回は取材に基づき、さらに特別な許可を得た上で、iOS 15のパブリックベータ版の画面を交え、iOS 15の主要な新機能を紹介しつつ、古いiPhoneではサポートされないものを確認していこう。

新機能のいくつかは「A12 Bionic」以降でのみ動作

 比較的古い端末でも最新のシステムが動作するのが米Apple(アップル)製端末の特徴だ。2015年の端末が2022年までサポートされるのは最長の部類だろう。iPhone 6s/6s Plus、iPhone SE(第1世代)には、発売時にiOS 9がインストールされていたので、iOS 15まで7世代のiOSが動作することになる。

 iOS 15の新機能やサポート対象のモデルは、アップルのWebサイト「iOS 15プレビュー」でも確認できる。ただしiOS 15がサポートする端末は「iOS 14」と同じなので、現在iOS 14が動作しているならiOS 15にアップデート可能だ。

 iOS 15で搭載される新機能のいくつかは、古いiPhoneで動作しない。それはiPhoneに搭載されているプロセッサーに起因するものがほとんどだ。今回の場合は「A12 Bionic」以降のプロセッサーが搭載されているかどうかが分かれ目となる。

 A12 Bionicが搭載されている機種は2018年9月発売の「iPhone XS」「iPhone XR」からなので、それ以前の「iPhone X」や「iPhone 8」、iPhone SE(第1世代)などには搭載されていない。なお2020年3月発売の「iPhone SE(第2世代)」はA13 Bionicが搭載されている。

 iPhone SE(第1世代)をサポートしない機能は、実はiPhone Xもサポートしない場合も意外に多い。そうした機能をいくつか紹介しよう。

iOS 15の新機能やサポート対象となるiPhoneは、アップルのWebサイト「iOS 15プレビュー」で確認できる
iOS 15の新機能やサポート対象となるiPhoneは、アップルのWebサイト「iOS 15プレビュー」で確認できる
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