超広角カメラを搭載したことにより、「スーパーマクロ」というモードが追加された。レンズを被写体に近づけると、AIによって「スーパーマクロ」モードに切り替わり、約2.5センチの距離まで近づいて撮影できる。筆者は、新製品発表会などで撮影することが多いのだが、Mate 20 Proがあれば、「もはやデジカメは不要」と思えるほど気に入っている。
インカメラは、ライカ監修ではないが約2400万画素。オートの「写真」でもきれいに撮れるが、「ポートレート」に設定するとビューティ補正を加えたり、背景をぼかしたりもできる。画質は現在販売されているスマホの中で、トップレベルと評価している。
曲面ディスプレーは見やすく美しいが、誤操作に注意
画面は約6.39インチの有機ELディスプレー。左右端に3Dカーブが施されている。画面アスペクト比は19.5:9で、解像度は3120×1440ドット。画面上部にノッチを設けた、昨今トレンドの仕様だ。
ディスプレーの視認性は良好。画面占有率が高いので、写真や動画のビューアーとしても申し分ない。本体の横幅が約72.3ミリで、片手でも無理なくつかめるサイズといえる。
ただし、使い始めた当初は、本体を握った際に指先がディスプレーの端に触れて、うっかり誤操作してしまうことがあった。本体をスマホケースに収めると、握ったときに指先が触わるのを防げる。