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 今回紹介するSIMフリースマホは中国OPPO(オッポ)の「Reno A 128GB」だ。楽天モバイルが2019年9月6日に発表したモデルで、同社が2019年10月1日に開始した独自回線のMNO(移動体通信事業者)サービス(2020年3月までは「無料サポータープログラム」として限定的に提供)と従来のMVNO(仮想移動体通信事業者)サービスのどちらにも対応している。

 Reno Aは今のところ楽天モバイルでの取り扱いしか発表されていないが、SIMロックはかけられておらず、SIMフリーモデルとして発売される。価格は新規申し込みで一括払いの場合は3万5273円(税別)だが、契約条件によっては、さらに安いキャンペーン価格で購入できる場合もある。

大画面ながらスリムで手になじみやすい

 Reno Aを手にした最初の印象は「大画面でスリム」だ。約6.4インチの有機ELディスプレー(AMOLED)を搭載し、解像度は2340×1080ドット。上部に水滴型のノッチを設け、91%の画面占有率を実現している。

画面上部にノッチ(切り欠き)を設け、スクリーンを広く使う、昨今はやりのデザインを採用
画面上部にノッチ(切り欠き)を設け、スクリーンを広く使う、昨今はやりのデザインを採用
(撮影:村元 正剛、以下同じ)
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 サイズは高さ約158.4×幅約75.4×厚さ約7.8ミリ。約6.4インチの画面を搭載するので、横幅はそこそこあるが、手に持つとそんなに大きいとは感じないのは、約7.8ミリの薄さゆえだろう。

 背面パネルのエッジに曲面処理が施されているためか、さらに薄く感じる。半透明のスマホケースが同梱(どうこん)されているのだが、ケースを付けても、そんなにサイズアップしたように感じないのはメリットといえる。

充電アダプター、USBケーブル、ステレオイヤホン、スマホケースを同梱
充電アダプター、USBケーブル、ステレオイヤホン、スマホケースを同梱
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左右のベゼル(額縁)が細く、背面にカーブが施されているためか、6.4インチの大画面を搭載している割にはコンパクトに感じる
左右のベゼル(額縁)が細く、背面にカーブが施されているためか、6.4インチの大画面を搭載している割にはコンパクトに感じる
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 カラーバリエーションはブラックとブルーがあり、筆者はブラックを借りた。ガラスを用いたキレイな仕上がりで、自分の顔が映るほど光沢が強い。3万円台のスマホとしては上々の質感だ。

上品な光沢を放つ背面パネル。FeliCa(おサイフケータイ)に対応していることも魅力
上品な光沢を放つ背面パネル。FeliCa(おサイフケータイ)に対応していることも魅力
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 右サイドに電源ボタン、左サイドに音量ボタンとSIMスロットを配備。SIMスロットには2枚のnanoSIMをセットでき、DSDV(デュアルSIMデュアルVoLTE)に対応する。VoLTEはNTTドコモ、au、楽天モバイル、ワイモバイルに対応している。なお、2つ目のSIMスロットにはmicroSDを装着することもできる。底部にはUSB Type-Cポートとイヤホンジャックを備えている。

電源ボタンはOPPOのコーポレートカラーであるグリーンを採用し、デザイン上のアクセントにしている
電源ボタンはOPPOのコーポレートカラーであるグリーンを採用し、デザイン上のアクセントにしている
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左サイドに音量ボタンを搭載
左サイドに音量ボタンを搭載
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SIMスロットはnanoSIMを2枚セットでき、2枚目はmicroSDとの排他利用になっている
SIMスロットはnanoSIMを2枚セットでき、2枚目はmicroSDとの排他利用になっている
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独立したイヤホンジャックを備えている。メリットを感じる人も多いだろう
独立したイヤホンジャックを備えている。メリットを感じる人も多いだろう
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シンプルな操作性のカメラは画質も上々

 アウトカメラは1600万画素+200万画素のデュアルカメラ。200万画素カメラは深度測定用で、「ポートレート」モードで撮影する際に背景をぼかすことができる。

背面にデュアルレンズカメラとLEDフラッシュを搭載
背面にデュアルレンズカメラとLEDフラッシュを搭載
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