今回紹介するSIMフリースマートフォンは、中国・華為技術(ファーウェイ、Huawei)の「HUAWEI P40 Pro 5G」(以下、P40 Pro 5G)だ。同社の最新フラッグシップモデルで、ドイツ・ライカカメラ(Leica Camera)が監修するクアッドカメラを搭載している。
このスマホは5Gに対応しており、NTTドコモ、KDDI(au)、ソフトバンクの5G用周波数(Sub6)に対応している。実売価格は10万8800円(税別)。AndroidをベースとするOSを搭載しているが、米グーグルのGMS(Google Mobile Services)には対応していない。Google Playストアを利用できないなど、注意すべき点もあるのだ。
ファーウェイから借りた端末を1週間ほど使ってみたので、主要機能を見ていこう。
画質を向上させた4眼カメラは、撮影後の編集機能も進化
P40 Pro 5Gの最大の特徴はカメラである。従来のPシリーズと同じくカメラ部には「LEICA」と記され、世界的なカメラの老舗ブランドであるライカとコラボレーションして開発したカメラであることを強調している。
前モデルの「P30 Pro」も4眼カメラを搭載していたが、P40 Pro 5GはP30 Proよりもセンサーサイズを大きくして、画像処理を強化している。このカメラをファーウェイは「Leicaウルトラビジョンクアッドカメラ」と称している。
4眼カメラは広角(5000万画素/F1.9)+超広角(4000万画素/F1.8)+望遠(1200万画素/F3.4)+3D被写界深度カメラという構成だ。
望遠カメラは光学で5倍、最大50倍ズーム(光学ズームとデジタルズームを併用)で撮影できる。10倍ズーム(10×)で撮影しても、さほど画質劣化は気にならなかった。50倍ズーム(30×)だと画質劣化は目立つが、デジタルズーム撮影時の画質はP30 Proよりも良くなっていると感じた。