今回レビューするSIMフリースマートフォンは、中国OPPO(オッポ)の「OPPO Reno3 A」だ。昨年、日本独自モデルとして発売してヒットした「OPPO Reno A」の後継機で、前モデルに引き続き日本のユーザーの需要が高い“おサイフケータイ”と“防水・防じん”に対応させていることがセールスポイントである。クアッドカメラを搭載しバッテリー容量を増やすなど、機能面の強化も図られている。
メーカー希望小売価格は3万9800円(税込み)。量販店やECサイトで購入できるほか、多くのMVNO(仮想移動体通信事業者)も取り扱っている。
大画面の有機ELディスプレーは指紋センサー内蔵
ディスプレーは6.44インチで、解像度は2400×1080ドット。有機ELを採用しており、コントラストがはっきりした表示で画像の細部や小さな文字の視認性は高い。インカメラをパンチホールにしたことによって、画面占有率は89.9%と高いほうだ。ただしOPPOの上位モデルに比べるとベゼルはやや太めである。別の見方をすると画面の端に指が当たって誤反応する不安がないので、それをメリットと捉えることもできるだろう。
右側面に電源ボタンとSIMスロット、左側面に音量ボタン。底部にUSB Type-Cポートとイヤホンジャックがある。充電器とイヤホンはもちろん、透明のスマホケースも同こんされているので、何も買い足すことなくすぐ使い始められる。
SIMスロットには2枚のnanoSIMを挿せて、1枚はmicroSDとの排他利用になっている。内部ストレージの容量が128Gバイトなので、動画を撮ることが多い人を除けばmicroSDが必要になることはまれだろう。
カラーバリエーションはブラックとホワイトの2色。筆者は借りたブラックは、背面パネルに曲面ガラスを使用し光沢が強めの印象だ。地味すぎず、派手でもなく良い意味で無難なカラーと言えそうだ。なおホワイトはシンプルな白ではなく、薄い青から白へのグラデーションカラーを採用している。華やかさを求める人は、量販店などで実機を見てみるとよいだろう。