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 今回使ってみたSIMフリースマートフォンは、ソニーモバイルコミュニケーションズの「Xperia 5(J9260)」だ。大手3キャリア(NTTドコモ、KDDI、ソフトバンク)が販売しているXperia 5のSIMフリー版で、2020年8月に発売された。

 このSIMフリー版には、キャリア版と違う部分がいくつかある。キャリア版がSIMを1枚しか挿せないのに対して、SIMフリー版は2枚のSIMを挿して2つの電話番号で待ち受けられるDSDV(デュアルSIMデュアルVoLTE)に対応している。また内部ストレージは、キャリア版が64Gバイトであるのに対して128Gバイトに拡張されている。SIMフリー版はワンセグ・フルセグが非搭載だが、おサイフケータイには対応している。

ソニーモバイルコミュニケーションズの「Xperia 5(J9260)」
ソニーモバイルコミュニケーションズの「Xperia 5(J9260)」
(撮影:村元 正剛、以下同じ)
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 ソニーストアでの価格は6万9000円(税別)となっている。税込み計算で7万5900円だ。参考までに、キャリア版の発売当初(2019年秋)の価格はNTTドコモが8万7912円(税込み)、KDDI(au)が9万720円(税込み)、ソフトバンクが11万6160円(税込み)だった。ここから考えると、SIMフリー版はやや割安に設定されている印象だ。

 ただしSIMフリー版は、キャリア版からおよそ10カ月遅れで発売されたことになる。今からXperia 5のSIMフリー版を買って、格安SIMで使う価値はあるのか? ソニーモバイルから借りた端末を1週間ほど使ってみた。

片手で楽に操作できるサイズが魅力

 Xperia 5は約6.1インチの有機ELディスプレーを搭載する。縦横比が21:9の「シネマワイドディスプレイ」で、解像度は2520×1080ドットだ。HDR表示にも対応している。

映画などの表示画質が向上する「クリエイターモード」を搭載
映画などの表示画質が向上する「クリエイターモード」を搭載
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デフォルトの文字が小さくて読みづらい場合は、表示サイズを変更可能だ。「最大」に切り替えても、文字が過度に大きくはならず読みやすい
デフォルトの文字が小さくて読みづらい場合は、表示サイズを変更可能だ。「最大」に切り替えても、文字が過度に大きくはならず読みやすい
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 左右のエッジが細く、横幅は約68ミリに抑えられている。片手で楽に持てて、電話の発信やメール入力なども片手でできる。

約6.1インチの有機ELディスプレーを搭載する。片手で楽に持てるサイズだ
約6.1インチの有機ELディスプレーを搭載する。片手で楽に持てるサイズだ
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 厚さは約8.2ミリで、全体的に “薄いフラットな板” という印象を受ける。背面パネルはガラス、サイドフレームにはメタル素材を用いており、シンプルながら高級感が感じられる仕上がりとなっている。カラーバリエーションはブラック、グレー、ブルー、レッドの4色だ。

背面パネルにはトリプルカメラを搭載。筆者はブラックを借りて使ったが、ピアノのような光沢でツルツルとした手触りだ。ブラックはカメラ部も同色になるのが利点である
背面パネルにはトリプルカメラを搭載。筆者はブラックを借りて使ったが、ピアノのような光沢でツルツルとした手触りだ。ブラックはカメラ部も同色になるのが利点である
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 右側面には音量ボタンと電源ボタンを搭載し、その間に指紋センサーがある。スマホを右手で持つ人にとって、指紋センサーは親指を当てやすい位置だと言える。筆者は左手で持つので、人さし指の指紋を登録した。指を当てる位置がずれてスムーズに認証されないのではないかと心配したが、すぐに慣れてスムーズにロックを解除できた。ただ、顔認証にも対応させてほしかったというのが本音だ。

右側面に指紋センサーを搭載する
右側面に指紋センサーを搭載する
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右側面の下(横向きにした場合は右上)にカメラボタンがある
右側面の下(横向きにした場合は右上)にカメラボタンがある
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 左側面にはSIMスロットがある。SIMピンを使わずに、SIMを交換できるのが利点だ。2枚のSIMを挿せて、2枚目はmicroSDとの排他利用となる。独立したイヤホンジャックはないので、有線のヘッドホンを使いたい場合は、ヘッドホンジャックをUSB-Type-Cに変換するアダプター(同こんされている)が必要となる。

左側面のSIMスロットには、nanoSIMを2枚セットできる。2枚目のSIMの代わりにmicroSD(最大512Gバイト)を装着することも可能だ
左側面のSIMスロットには、nanoSIMを2枚セットできる。2枚目のSIMの代わりにmicroSD(最大512Gバイト)を装着することも可能だ
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底部にUSB Type-Cポートがある。イヤホンジャックはなく、3.5ミリのジャックをUSB Type-Cに変換するアダプターが同こんされている
底部にUSB Type-Cポートがある。イヤホンジャックはなく、3.5ミリのジャックをUSB Type-Cに変換するアダプターが同こんされている
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