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 今回レビューするのは、ソニーモバイルコミュニケーションズ「Xperia 10 II」のSIMフリー版である。

 Xperia 10 IIは2020年5月29日にワイモバイル、6月4日にKDDI(au)、6月25日にNTTドコモから各キャリア版が発売されている。SIMフリー版は10月1日に発売された。

 SIMフリー版はMVNO(仮想移動体通信事業者)を通じて販売しており、IIJmio、goo Simseller(契約はOCN モバイル ONE)、mineo、nuroモバイルが扱っている。価格はMVNOによって異なる。最安はgoo Simsellerの通常価格3万2800円(税別・以下同)で、10月20日現在はセール価格で2万7800円となっている。mineoは3万9600円。IIJmioとnuroモバイルが最も高く3万9800円である。

 結論から言うと、Xperia 10 IIはミドルレンジのスマホである。ただ、その搭載機能にはまさにミドルレンジと言えるものがある一方で、ミドルレンジらしからぬものもある。メーカーから借りた端末を1週間ほど使ってみたので紹介していこう。

ソニーモバイルコミュニケーションズの「Xperia 10 II」
ソニーモバイルコミュニケーションズの「Xperia 10 II」
(撮影:村元正剛、以下同じ)
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ボディーの質感はハイエンドモデル並み

 ディスプレーは約6.0インチの有機ELで、2019年以降のXperiaの特徴と言える21:9の縦に長いものを採用している。上位モデルのXperia 1 II/5 IIなどは「シネマワイドディスプレイ」という名称を用いているが、Xperia 10 IIのディスプレーはHDR非対応で上位モデルより性能が劣るため、「ワイドディスプレイ」と称している。

横幅が約69ミリに抑えられているので、片手で楽に持てる
横幅が約69ミリに抑えられているので、片手で楽に持てる
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 本体の横幅が約69ミリに抑えられているのは利点と言えるだろう。電話をかけたり、メッセージを入力して送信したりする操作が片手でできる。ただし厚さが約8.2ミリと薄くツルツルとした手触りなので、片手で使おうとするとうっかり落としてしまいそうで怖かった。スマホケースに入れたり、背面にスマホリングなどを付けたりして使うことをお勧めする。

 右側面に音量ボタンと電源ボタンを搭載し、電源ボタンは指紋センサーを内蔵している。顔認証には対応していない。上部に3.5ミリ穴のオーディオジャックを搭載しているので、有線のヘッドホンで音楽を聴きたい人には便利だろう。内蔵スピーカーはモノラルスピーカーなので、物足りなく感じる人もいるかもしれない。底部にはUSB Type-Cポートを備える。

右側面に音量ボタンと指紋センサーを兼ねる電源ボタンを搭載
右側面に音量ボタンと指紋センサーを兼ねる電源ボタンを搭載
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上部にイヤホンジャックがある
上部にイヤホンジャックがある
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底部にUSB Type-Cポートを搭載。本体のスピーカーはフロントパネルの下にある
底部にUSB Type-Cポートを搭載。本体のスピーカーはフロントパネルの下にある
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 カラーバリエーションはブラックとホワイトである。筆者が借りたブラックは光沢がありきれいな仕上がりだ。見た目も触った印象もミドルレンジモデルとは思えず、より高性能な端末だと錯覚してしまいそうだ。それもXperia 10 IIのメリットと言えよう。

背面パネルはフラットで、美しい光沢仕上げ
背面パネルはフラットで、美しい光沢仕上げ
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