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 今回は中国OPPO(オッポ)のSIMフリースマートフォン「OPPO A73」を紹介する。CPUに米Qualcomm(クアルコム)のSnapdragon 662を採用する4G対応のミドルレンジモデルで、量販店における価格は3万800円(税込み)。楽天モバイル(MVO)や多くのMVNOも取り扱っている。オウガ・ジャパン(オッポの日本法人)から借りた端末を1週間ほど使ってみた。

オッポの「OPPO A73」
オッポの「OPPO A73」
(撮影:村元 正剛、以下同じ)
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ミドルローの割には特筆すべき魅力が多い

 現在、日本で発売されているスマホは「ハイスペック」「ミドルハイ(ミドルクラスのハイスペック)」「ミドルロー(ミドルラスのロースペック)」に分けられるのではないかと思う。厳密な区分はないが、プロセッサーのグレードや端末価格で区分するのが妥当だろう。

 Androidスマホの多くはクアルコムのSnapdragonを採用している。筆者の認識では、ハイスペックはSnapdragon 800番台を採用し、端末価格は5万円以上。ミドルハイは700番台で3万円から5万円程度。ミドルローは600番台で2万円から3万円程度。さらにSnapdragon 400番台など性能が低めのプロセッサーを搭載する「エントリー」モデルもあるが、最近は発売される機種が減っている。

 約3万円で買えるOPPO A73はミドルローに属するモデルと捉えて差し支えないだろう。しかしOPPO A73はミドルローのわりには特筆すべき魅力が多く、実際に使ってみた上での満足度も高かった。まず筆者が気に入ったところを挙げて、あとで詳しく解説していきたいと思う。気に入ったのは以下の4点である。

  1. 有機ELディスプレーがきれいで便利
  2. 薄型軽量で持ちやすい
  3. 超広角レンズを含む4眼カメラが楽しい
  4. eSIMも使えるので安心

 それでは、この4点について順に詳しく見ていこう。

大画面の有機ELディスプレーに指紋センサーを搭載

 OPPO A73は6.44インチの有機ELディスプレーを搭載している。ミドルローモデルではまだ液晶が主流なので、大きなセールスポイントになるだろう。有機ELは明るく高コントラストの画質が得られるほか、画面オフ時にも時計を表示させたり画面内指紋認証を使えたりするのも利点と言えるだろう。

6.44インチの有機ELディスプレーを搭載
6.44インチの有機ELディスプレーを搭載
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画面内に指紋センサーを搭載。画面オフの状態から指紋マークに軽く触れるだけでアンロックできる。なおインカメラによる顔認証も使える
画面内に指紋センサーを搭載。画面オフの状態から指紋マークに軽く触れるだけでアンロックできる。なおインカメラによる顔認証も使える
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 解像度はフルHD+(2400×1080ドット)で、画質はミドルハイモデルと比べて遜色ない。左右のベゼルが細く、インカメラを滴型ノッチに搭載したことで、90.7%という高い画面占有率を実現している。

 CPUがSnapdragon 662(2.0GHz×4+1.8GHz×4)で、RAM(メモリー)が4GBという最近のスマホとしては低めのスペックなので、処理速度に関しては過度な期待は禁物だ。実際にゲームの起動に時間がかかったり、タッチレスポンスに若干タイムラグを感じたりすることがあった。しかしWebブラウザーやSNS、カメラなど、日常的に使うアプリの操作でストレスを感じることはないだろう。

「Geekbench 5」というアプリでベンチマークを測定してみた。ミドルハイのSnapdragon 700番台よりも若干低いスコアだった
「Geekbench 5」というアプリでベンチマークを測定してみた。ミドルハイのSnapdragon 700番台よりも若干低いスコアだった
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