今回レビューするSIMフリースマホは「Google Pixel 5」だ。米Google(グーグル)初の5G対応モデルとして「Google Pixel 4a(5G)」とともに2020年10月15日に発売された。両モデルは仕様に共通する部分が多いが、Pixel 5は2019年10月に発売された「Google Pixel 4」を後継するフラッグシップモデルである。価格は直販の場合、Pixel 5が7万4800円、Pixel 4a(5G)は6万500円(いずれも税込み)となっている。
筆者はこれら2モデルをグーグルから借りて使っている。どちらもスペックと使いやすさのバランスが取れていると思う。とりわけPixel 5は、使い込むほどに満足度が高くなっていると感じている。筆者がPixel 5に関して特に評価しているのは以下の3点だ。
- 手になじむサイズ感で軽い
- 作品と呼びたくなる写真が撮れる
- なめらかで心地よい操作感
これらのポイントを中心に、Pixel 5の詳細な使用感を紹介していこう。
“ちょうどいい” と思えるサイズと軽さ
Google Pixel 5は6.0インチの有機ELディスプレーを搭載している。解像度は2340×1080ピクセル。画面内にパンチホール型のインカメラを搭載しているため、スクリーンは広く感じる。最大90Hzのリフレッシュレート(画面更新速度)に対応しているのもメリットのひとつと言えるだろう。
サイズは高さ144.7×幅70.4×奥行き8.0mm。最近のスマホの中ではコンパクトで、片手でも操作しやすい。筆者の個人的な感想だが、スマホの横幅は70mm前後が最も扱いやすいと思う。重さは151g。手にしてすぐに実感できる軽さだ。
iPhone 11 Proのディスプレーは5.8インチ。本体サイズは幅71.4mm、厚さ8.1mmで重さは188gだ。これを考慮すると、Pixel 5は画面サイズの割にかなり軽いモデルと言って差し支えないだろう。