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 今回レビューするSIMフリースマートフォンは「Leitz Phone 1」だ。ドイツのカメラメーカーLeica Camera(ライカカメラ)が全面的に監修したモデルで、製造はシャープ。18万7920円(税込み、以下同じ)と、2021年夏に日本で発売されたスマホの中ではトップクラスの価格だ。その価値はあるのだろうか。

ライカカメラが監修したSIMフリースマホ「Leitz Phone 1」
ライカカメラが監修したSIMフリースマホ「Leitz Phone 1」
(撮影:村元 正剛、以下同じ)
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 Leitz Phone 1はキャリアであるソフトバンクが独占販売するが、SIMロックをかけていない。ソフトバンクショップで回線契約をせずに端末だけを購入することもできる。なお回線契約込みの場合は、48回の分割払いで25カ月目に機種変更して端末を返却すると残り24回分の支払いが不要になる「トクするサポート+」も利用できる。

 筆者はソフトバンクから借りた端末を1週間使ってみた。なお、筆者はLeitz Phone 1と基本的な仕様が共通するシャープの「AQUOS R6」というモデルを購入して使っているので、AQUOS R6との違いもチェックしてみた。

左がAQUOS R6で、右がLeitz Phone 1。AQUOS R6はNTTドコモ(11万5632円)とソフトバンク(13万3920円)が取り扱う
左がAQUOS R6で、右がLeitz Phone 1。AQUOS R6はNTTドコモ(11万5632円)とソフトバンク(13万3920円)が取り扱う
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随所にこだわりが感じられるデザイン

 スマホはディスプレー側を正面とするのが一般的だが、Leitz Phone 1はメインカメラを搭載する背面が“顔”という印象。カメラ部は大きな円形でデザインされ、その右上に「Leica」の赤いロゴが記されている。「Leica」ロゴが刻まれたレンズキャップも付属しており、マグネット式でカチッとレンズを保護できる。

レンズキャップはマグネット式でしっかりと装着できるので、勝手に落下する心配はなさそうだ
レンズキャップはマグネット式でしっかりと装着できるので、勝手に落下する心配はなさそうだ
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 背面パネルは手がしっとりとなじむようなマットな質感で、ガラスであることを忘れてしまいそうなほどだ。フレームにはアルミニウムが用いられ、ブラックとシルバーの組み合わせがより“カメラらしさ”を強めている。フレームの左右にはライカが得意とするローレット加工を施し、滑り止めの役割も果たす。

背面パネルにはFeliCaも搭載している
背面パネルにはFeliCaも搭載している
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左右のフレームには、ライカがレンズ周りに刻むローレット加工が施されている
左右のフレームには、ライカがレンズ周りに刻むローレット加工が施されている
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 右側面には音量キー、アシスタントキー、電源キーを搭載。上部にSIMスロット、底部にイヤホンジャックとUSB Type-Cポートを備える。スピーカーは、ディスプレー上部と底部に配置し、本体を横向きにするとステレオサウンドを楽しめる。これらの配置はAQUOS R6と同じだ。

右側面には音量キー、アシスタントキー、電源キーを搭載。アシスタントキーの初期設定は「Googleアシスタント」だが、シャープの音声エージェント機能「エモパー」に変更することも可能
右側面には音量キー、アシスタントキー、電源キーを搭載。アシスタントキーの初期設定は「Googleアシスタント」だが、シャープの音声エージェント機能「エモパー」に変更することも可能
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上部のデザインや質感もカメラっぽい
上部のデザインや質感もカメラっぽい
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スロットにはnanoSIMとmicroSD(最大1TB)を装着可能。SIMは1枚しか挿せない
スロットにはnanoSIMとmicroSD(最大1TB)を装着可能。SIMは1枚しか挿せない
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 カメラが主役のモデルではあるが、ディスプレーも最新のものを搭載している。約6.6インチの有機ELディスプレーは、解像度が2730×1260ドット。シャープが「Pro IGZO OLED」と呼ぶもので、表示するコンテンツによって更新速度を1~240Hzに自動で切り替えることにより、省電力を実現しているという。画質は明るく精細で、撮影した写真や動画を鮮明に表示できるので使っていて心地よい。

有機ELディスプレーは左右のエッジに曲面処理が施されている。10ビットの色深度を表現でき、最大輝度は2000nit、コントラスト比は2000万対1とハイスペック
有機ELディスプレーは左右のエッジに曲面処理が施されている。10ビットの色深度を表現でき、最大輝度は2000nit、コントラスト比は2000万対1とハイスペック
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 指紋センサーはディスプレー内に搭載。最新の3D超音波式を採用し、指紋の検出エリアが広く、従来よりもスピーディーに登録・認証できることが特徴。実際に使ってみると、指を1回当てるだけで登録でき、ロック解除もスムーズだった。さらに、2本の指で同時に認証して、安全性を高めることもできる。しかし、2本の指でのロック解除は、両手の親指で触れるか、スマホを片手で持って、2本の指を当てる必要があるので、使い勝手がよいとはいえない。

ディスプレー内指紋センサーは、登録もロック解除もスピーディー
ディスプレー内指紋センサーは、登録もロック解除もスピーディー
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安全性の高い2本指での認証を利用できる
安全性の高い2本指での認証を利用できる
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