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 今回紹介するスマートフォンは中国・小米科技(Xiaomi、シャオミ)の「Redmi Note 10 JE」。KDDIのauとUQモバイルの両ブランドが取り扱うエントリーモデルだ。「JE」は「Japan Edition」を意味し、日本市場のニーズに合わせて防水・防じん機能を備え、おサイフケータイに対応している。

 2021年10月以降に発売される端末は、SIMロックが原則禁止になる。Redmi Note 10 JEは2021年8月に発売されたが、ひと足先にそのルールに従ってSIMフリーとなっている。

 端末価格は、au、UQモバイルともに2万8765円(税込み、以下同)。UQモバイルでは購入条件によって割引があり、例えばMNPで「くりこしプランM +5G」または「くりこしプランL +5G」を契約する場合は6765円となる。ここまで安く買える5Gスマホは珍しい。実際の使い勝手はどうなのか?KDDIから借りた端末を1週間ほど使ってみた。

中国シャオミの「Redmi Note 10 JE」
中国シャオミの「Redmi Note 10 JE」
(撮影:村元 正剛、以下同じ)
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見た目はきれいだがチープな触感

 Redmi Note 10 JEは約6.5インチの液晶ディスプレーを搭載する。昨今のモデルとしてはやや大きめで、横幅は約76mmあり、重さは約200gある。片手で操作したい人には向かないだろう。

約6.5インチのディスプレーを搭載し、ベゼルは太め。サイズは約76×163×9.0mmで、重さは約200g
約6.5インチのディスプレーを搭載し、ベゼルは太め。サイズは約76×163×9.0mmで、重さは約200g
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 右側面に音量キーと電源キーが配置され、電源キーには指紋センサーが備わっている。筆者はスマホによって指紋の登録に時間がかかったり、指紋認証がスムーズにできなかったりすることがあるが、この端末ではスムーズにできた。インカメラでの顔認証も可能で、顔認証のほうがスピーディーだった。

右側面に音量キーと、指紋センサーを兼ねた電源キーを搭載
右側面に音量キーと、指紋センサーを兼ねた電源キーを搭載
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 左側面にはSIM/microSDスロットを搭載。5Gはn28、n77、n78に対応。KDDIのネットワークに最適化されている。

左側面のスロットにはnanoSIMとmicroSD(最大1TB)を装着できる。なお、内部ストレージは64GB
左側面のスロットにはnanoSIMとmicroSD(最大1TB)を装着できる。なお、内部ストレージは64GB
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 上部にはイヤホンジャック、底部にUSB Type-Cポートを備えている。スピーカーは底部に1基のみで、ボリュームや音質に物足りなさを感じたが、低価格モデル故そこは妥協すべきだろう。

上部に3.5mm穴のイヤホンジャックを備える
上部に3.5mm穴のイヤホンジャックを備える
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下部にUSB Type-Cポートとスピーカーを搭載
下部にUSB Type-Cポートとスピーカーを搭載
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 カラーバリエーションはクロームシルバーとグラファイトグレーの2色があり、筆者が借りて使ったのはクロームシルバー。パッと見は美しいメタル調だが、実際にはプラスチックを塗装しているようで、チープな触感だった。 ただし、透明のスマホケースが同こんされているので、質感を気にすることなく使える。

クロームシルバーはメタル調で、やさしい光沢を放つ
クロームシルバーはメタル調で、やさしい光沢を放つ
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グラファイトグレーはシックで落ち着いた印象
グラファイトグレーはシックで落ち着いた印象
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クリアケースが同こんされる
クリアケースが同こんされる
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