今回紹介するスマートフォンは、韓国Samsung Electronics(サムスン電子)の「Galaxy Z Fold3 5G」。ディスプレーを折り畳めるフォルダブルスマホの3世代目モデルだ。従来モデルは国内ではau(KDDI)だけが取り扱っていたが、本機はNTTドコモも取り扱う。なお、SIMはロックされていない。
価格はau版が23万7565円(税込み、以下同じ)で、「スマホトクするプログラム」を利用して25カ月目に端末を返却すると、実質負担金が15万8125円になる。一方ドコモ版は23万7600円で、「いつでもカエドキプログラム」を利用して23カ月目に返却すると実質負担金を14万2560円になる。筆者は、サムスン電子ジャパンから借りたau版を1週間ほど使ってみた。
安心して開閉でき、広い画面は大きな魅力
まずは、端末の特徴をチェックしよう。閉じた状態は横幅が約67mmで、縦長のスマホという印象。約6.2インチの有機ディスプレーを搭載し、一般的なスマホと同じように操作できる。ただし、重量が約272gあるので、ずっしりとした重みを感じる。電話をかけたり、通知を確認したりといった作業は、この閉じたスタイルで行うことになる。
背面は艶消しでサラサラとした手触り。約1200万画素のトリプルカメラを搭載している。なお、閉じた状態で自撮りができるカバーカメラは約1000万画素で、開いた時に使えるフロントカメラは約400万画素。カバーカメラは「ポートレートモード」や、1回の撮影で最大14種類の写真や動画が記録される「シングルテイク」も使えるので、自撮りはカバーカメラを使ったほうがいい。
右側面に音量ボタンと電源ボタンがあり、電源ボタンに指紋センサーが搭載されている。SIMスロットは開いた状態での左側面にある。SIMは1枚しか挿せず、microSDにも非対応。ただし、内蔵ストレージは256GBあるので、多くの人にとっては十分だろう。底部にはUSB Type-Cポートを搭載。イヤホンジャックは搭載されていない。