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 今回レビューするスマートフォンは、バルミューダの「BALMUDA Phone」。バルミューダは、扇風機やトースター、コーヒーメーカーなど、機能とデザインを両立させた家電を続々とリリースし、ヒットさせているメーカーだ。2021年5月に携帯端末事業への参入を表明して以来、どんなスマホが発売されるのかと注目されていた。

バルミューダの「BALMUDA Phone」
バルミューダの「BALMUDA Phone」
(出所:筆者撮影、以下同じ)
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 しかし、11月16日に発表されたBALMUDA Phoneは好意的な反響だけではなかった。TwitterなどのSNSを見ると「期待外れ」「スペックの割に高い」という声も多く、賛否が分かれているようだ。

 BALMUDA Phoneは通信事業者ではソフトバンクだけが取り扱い、価格は14万3280円(税込み、以下同。「新トクするサポート」利用時の実質負担額は7万1640円)。バルミューダが直販するSIMフリーモデル(オープンマーケットモデル)は10万4800円だ。果たして10万円超の価値はあるのか?どんな人に適しているのか?バルミューダから借りた端末を1週間ほど使ってみた。

直線がないコンパクトなボディーが手になじむ

 ディスプレーは約4.9インチで、解像度は1920×1080ドット。最近は縦に細長いスマホが増えているが、BALMUDA Phoneのアスペクト比は16:9とスマホが普及し始めた頃と同じなので、どことなく懐かしく感じる人もいるだろう。iPhone 13 miniのディスプレー(画面は5.4インチ)と比べるとひと回り小さい程度で、極端に小さく感じたり扱いにくく感じたりすることはない。

左からBALMUDA Phone、iPhone 12 mini、iPhone 13 Pro。iPhone 12 miniはiPhone 13 miniと同じく画面サイズは5.4インチだが、BALMUDA Phoneはそれよりもひと回り小さい
左からBALMUDA Phone、iPhone 12 mini、iPhone 13 Pro。iPhone 12 miniはiPhone 13 miniと同じく画面サイズは5.4インチだが、BALMUDA Phoneはそれよりもひと回り小さい
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 河原にある石をイメージしてデザインしたというボディーは、背面が丸く、手になじみやすい。左手で持つと、ちょうど人さし指が当てやすい位置に指紋センサーを兼ねる電源キーがある。

背面には指紋センサーを兼ねる電源ボタンとカメラを搭載し、その間にスピーカーがある。レンズの右にあるのは着信ランプ。中央のBALMUDAロゴのあたりにFeliCaが搭載されている
背面には指紋センサーを兼ねる電源ボタンとカメラを搭載し、その間にスピーカーがある。レンズの右にあるのは着信ランプ。中央のBALMUDAロゴのあたりにFeliCaが搭載されている
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 発表会では「ボディーにはどこにも直線がない」と解説していて、実際に手にしてみると直線に見える部分にもかすかにカーブが施されていた。“かっこいい”ではなく“かわいい”と感じるたたずまい。背面パネルはプラスチック製だが、シボ加工が施されていて手触りは心地よい。「使い続けるほどに風合いが出てくる」という説明も受けたが、どんな風合いが出るのかは分からないし、その風合いが万人受けするものかどうかも分からない。

曲線で構成されたボディーは手になじみやすい
曲線で構成されたボディーは手になじみやすい
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 本体の右側にSIMスロットを搭載。SIMは1枚しか挿せず、microSDには対応していない。左側面には音量ボタンがあるが、斜面になっているのでやや押しづらい。

左側面の音量ボタンは、斜面になっていて指が滑る
左側面の音量ボタンは、斜面になっていて指が滑る
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 底部にはUSB Type-Cポートとマイクを搭載。スピーカーは背面にモノラルスピーカーが搭載されている。イヤホンジャックはなく、USB Type-Cポートから音声を出力できるが、イヤホン端子との変換アダプターは同こんされていない。有線イヤホンを使いたい人は自身で準備する必要がある。