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 今回レビューするスマートフォンは、筆者が実際に購入して使っている韓国Samsung Electronics(サムスン電子)の「Galaxy Z Flip4」だ。いわゆる「折り畳めるスマホ」で、日本では2022年9月29日に発売された。NTTドコモ、au(KDDI)、楽天モバイルが取り扱っている。

韓国Samsung Electronics(サムスン電子)の「Galaxy Z Flip4」
韓国Samsung Electronics(サムスン電子)の「Galaxy Z Flip4」
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 筆者は楽天モバイルで13万9800円(税込み)で購入した。発表会で実機に触れてすぐに欲しくなった端末なので、個人的に気に入っている部分が多い。しかし、実際に使ってから感じた不満点もあるので、それも含めてレビューする。

コンパクトに折り畳めるのが利点

 Galaxy Z Flip4は折り曲げられるフレキシブルディスプレーを搭載し、使わないときはコンパクトに折り畳める。開くと約6.7インチの縦に長いディスプレーが現れ、一般的なスマホと同じように操作できる。

折り畳み時は84.9×71.9×15.9mm(最厚部は17.1mm)
折り畳み時は84.9×71.9×15.9mm(最厚部は17.1mm)
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開くと165.2×71.9×6.9mm。重さは187g
開くと165.2×71.9×6.9mm。重さは187g
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 折り畳み時は正方形に近く、片手でしっかりつかめるサイズ感。ポケットに収めやすく、ディスプレーは内側に隠れるので、汚れたりキズが付いたりする心配はない。折り畳んだ状態では約1.9インチのカバーディスプレーを利用でき、そこで現在の時刻や通知などを確認可能。折り畳み式のガラケーのような感覚で使えるが、片手での開閉は難しく、片手で持ってもう一方の手で開くのが好ましい。

折り畳み時は手のひらサイズで、ポケットに収めやすい
折り畳み時は手のひらサイズで、ポケットに収めやすい
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 右側面に電源ボタンと音量ボタンを搭載し、電源ボタンは指紋センサーを兼ねる。折り畳み時は操作しやすいが、開くと2つのボタンは高い位置にあり、慣れるまでは操作しづらく感じるかもしれない。

右側面に電源ボタンと音量ボタンを搭載
右側面に電源ボタンと音量ボタンを搭載
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 左側面にSIMスロットを搭載し、nanoSIMを1枚装着できる。eSIMを追加して、2回線を併用することも可能。なお、microSDカードには非対応。

SIMスロットには1枚のSIMしか挿せないが、eSIMを追加できる
SIMスロットには1枚のSIMしか挿せないが、eSIMを追加できる
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 底部にはUSB Type-Cポートを搭載。スピーカーは底部とディスプレー上部に搭載し、ステレオサウンドで聴ける。スマホのスピーカーとしては音質が良く、映画を楽しみたい人も満足できるだろう。

底部にUSB Type-Cポート、スピーカーとマイクを搭載
底部にUSB Type-Cポート、スピーカーとマイクを搭載
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映画を見る場合などに立体的なサウンドを楽しめる「Dolby Atmos」に対応。好みの音質に調整できるイコライザー機能も備えている
映画を見る場合などに立体的なサウンドを楽しめる「Dolby Atmos」に対応。好みの音質に調整できるイコライザー機能も備えている
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