今回レビューするSIMフリースマートフォンはアップルの「iPhone 14 Plus」。6.7インチの大画面ディスプレーを搭載するモデルだ。アップルストアでの価格は128GBモデルが13万4800円(税込み、以下同)、256GBモデルが14万9800円、512GBモデルが17万9800円。6.1インチ画面で同スペックの「iPhone 14」に比べると、それぞれ1万5000円高く設定されている。筆者はアップルから借りた512GBモデルを使ってみた。なお、筆者は普段、上位モデルの「iPhone 14 Pro」を使っているので、「Pro」との違いについても紹介する。
実際に使って気に入った5つのポイント
筆者は、昨年10月にiPhone 14 Plusが発売された際にも1週間ほど使ったことがあり、この機種を使うのは2回目だ。合わせて2週間ほど使ってみて、気に入っているのは下記の5つのポイントだ。
(1)見た目の印象よりも軽い
(2)大画面を効率的に使える
(3)デフォルトでキレイな写真が撮れる
(4)サクサクと気持ちよく操作できる
(5)電池の持ちがよい
それぞれのポイントについて説明していく。
(1)見た目の印象よりも軽い
iPhone 14 Plusはディスプレーが大きいこともあり、本体サイズも160.8×78.1×7.80mmと大きめだ。しかし、実際に手にすると、見た目の印象よりも軽いと感じられる。重さは203gで、筆者が普段使っている6.1インチ画面のiPhone 14 Pro(206g)よりもわずかに軽い。同じ6.7インチの上位モデル「iPhone 14 Pro Max」(240g)に比べると、37gも軽いのだ。「画面が大きいほうがいいが、重いのは苦手」という人も、一度実際に持ってみることをおすすめしたい。
正面・背面ともにフラットで、ガラス仕上げでツルツルとした質感。サイドフレームには航空宇宙産業にも使われる頑強なアルミが用いられている。右側面にサイドボタン(電源ボタン)、左側面にサイレントスイッチ、音量ボタン、そしてSIMスロットを搭載している。
底部にLightningコネクタとスピーカーを搭載。イヤホンジャックはなく、有線イヤホンで聴くには別途Lightningコネクタとの変換アダプタが必要になる。スピーカーはディスプレーの上(受話口を兼ねる)にもあり、ステレオ音声で出力される。内蔵スピーカーの音質はスマホの中ではトップクラスと言っていいだろう。これまで、比較的安いスマホを使っていた人は、クリアで迫力のある音に驚くかもしれない